浜松祭りとは?
浜松まつりの特徴のひとつは、「都市まつり」ということ。
東京の天下祭りや京都の祇園祭と違って、神社仏閣の祭礼とは関係ない”市民のまつり“なのです。
浜松まつりの始まりは、一説によると今からおよそ450余年前の永禄年間(1558~1569年)に、当時の浜松を治めていた引間城主の長男誕生を祝って城中高く凧を揚げたことが、凧揚げの起源であると言われていますが、記録としては定かではありません。
なお、記録に残っているものとしては、寛政年間(1789~1800年)の記録に凧の記述がみられます。
「遠州のからっ風」と呼ばれる強い風が吹くこの地は、気候的にも凧揚げに好条件であり、子どもの誕生を祝う「初凧」の伝統は、浜松まつりとして現在までこの地に根付いています。
浜松祭りの概要
令和7年度浜松まつり
開催期間:2025年5月3日(土・祝)~5月5日(月・祝)の3日間
浜松祭りの一番の見どころは、合同練りと言われるイベントでしょう。
ラッパと太鼓の音が鳴り響き、大勢の参加者がおしくらまんじゅう状態になる場面は迫力がありますよ。
歩きやすい恰好で荷物も少なめにされることをおすすめしますよ。
参照サイト:浜松まつり公式HP

浜松まつり2015~御殿屋台と練りの共演
浜松祭りの見どころの一つ「凧揚げ合戦」とは?
凧揚げ合戦とは、浜松の各町170町以上で端午の節句にちなんで初子の誕生を祝い、初凧を揚げるものです。
浜松祭りの開会とともに初凧があがり、その後2日間は、各町の凧糸を絡ませ、擦って相手の糸を断ち切るという「糸切り合戦」が行われます。
まさに浜松っ子のプライドをかけて戦う、浜松のイチオシ祭りなのです。
170以上の町が参加するので、人出も100万人~150万人と大変多く、年々増えているそうです。
この町を15ブロックほどに振り分け「組」を作り、その組で凧をあげるのです。
凧の数はこの組の数と同じなので15個ほどでしょうか。
ラッパを鳴らして「オイショッオイショッ」と掛け声を出す姿は圧巻ですね!
しかしこの凧揚げ祭り、現在は大きくなりすぎて、「糸切り合戦」の糸を切る技術が減ってきているというのです。
年々、祭りの盛り上がりが大きくなることに糸切りの技術が間に合っていないんですね。
2日間で糸切りが見られたらラッキーかもしれません!
浜松まつり2019 【参加者視点のお祭り映像】 観光客やカメラマンには撮影できない浜松祭りです!! 2019年5月3日