2018年のラマダンの期間は?ラマダン明けの食事は何を食べる?


「ラマダン」とはイスラム教徒日中の食事を断って神の恵みに感謝する期間のことで、およそ一ヶ月ほどあります。


「断食月」とも言われるラマダン、およそ一ヶ月も日の出から日没まで断食して過ごすんですね。


「日中の食事を断つ」と聞くととても大変でつらい行事に見えますが……実際、どのようにしてイスラム教徒はラマダンを過ごしているのか、ちょっと気になるところです。


ラマダンの歴史や概要、また詳しい期間など、特にイスラム教徒の方が近くにいらっしゃる方はどのように対応すればいいのかも知っておいて損はありません。

イスラム教徒の断食月「ラマダン」について、詳細などを詳しく知っておきましょう!


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【イスラム教の行事「ラマダン」とはどんな行事?期間は?】



ラマダンはヒジュラ暦の9月にあたり、太陽暦とは差があるために毎年日程が変わります。

最初にお話した通り日の出から日没まで断食(サウム)を行い、神の恵みに感謝するんですね。


ラマダンについて分かりやすく説明している動画もありますので、最初に見ておくと分かりやすくなると思います!


ラマダンについて簡単に説明してみたで



ラマダンはイスラム教徒にとってはとても聖なる月であり、アラビア語で「灼熱」を意味する言葉になります。

始まりは西暦610年、「カドルの夜」にコーランが預言者ムハンマドに啓示された聖なる月だからというものですので……歴史は本当に長いです。


ラマダンの期間は日の出から日没までの食事を絶つため、イスラム教徒は日の出前に「スフール」という食事をとります。


そして日没後、家族や友人と集まって「イフタール」と言う断食の終わりの食事をとるという形が多いですね。

またこの際、多くのイスラム教徒はムハンマドにならってナツメヤシの実(デーツ)から食べ始めることが多いそうです。


2018年のラマダンの期間


5月15日(火)から6月14日(木)


となっています。


断食(サウム)の内容としては食事だけではなく、水分摂取や喫煙、性交渉なども含まれていて、期間中は欲をおさえて生活をすることになります。

世俗的な欲を捨て神への献身と奉仕に没頭し神の恵みに感謝する、こうした行いで欲や怒り、呪いといった悪い考えを払うのが目的なんですね。


またラマダンには断食の終わりの行事として「イド・アル=フィトル」というお祭りがあり、朝の祈祷ののち家族や友人との祝宴が行われる日となっています。




【ラマダン期間は水も禁止?本当に何も食べないの?ラマダンの作法は?】



ラマダン期間は飲食を断つので、基本的には日の出から日没まで水分の摂取もなしという厳しい世界になります。

小さな子どもでもこの作法をしっかり守っている姿を見ることもあり、イスラム教徒にとって本当に大切なことが分かりますね。


しかしもちろん例外はあり、「旅行者や重労働者、また妊婦や授乳中の母親、そして健康リスクのある者は断食をしてはならない」というルールもあります。

また貧困な暮らしをしている子どもにとっても断食は命に関わる危険があり、ラマダン中の断食をする必要はありません。


ここにある通り旅行者は例外となり断食が必要ではありませんが、だからといって目の前で食事をとったりわがままを言ったりはしたくありませんよね。

もしラマダン期間中に旅行に行く場合は日中の食事は自力で用意しておくなど、少し配慮しておくだけでお互いが気持ちよく過ごせると思いますよ!


【日本在住のイスラム教徒もラマダン期間は断食をしているの?】



周りも同じように断食している場合ならともかく、例えば日本に来て同じような生活をしている中ラマダンの断食を行おうと思うととても大変ですよね。

実際に日本で暮らしているイスラム教徒の方は、昼の休憩時は食事の匂いを避けるために外へ出るなど対策を取っていることがとても多いそうです。


イスラム教徒にとってラマダンの断食は義務であり、つばや薬も飲み込まないことを自分に課している方も多くいます。

それほど神聖な義務であるため基本的には「絶対」ですが、地域差や温度、また仕事内容次第では厳しく、どうしても無理な場合は水だけ摂取するなどで対策することはもちろん大切です。


この通りラマダンは決して無理な断食で体を壊すのが目的ではなく、神の恵みに感謝し、欲を捨てる神聖なものです。

もちろん地域によって日没までの時間が長い地域もあり、そういった地域は例えば「メッカの断食時間に合わせる」などきちんと対策を取られています。


【ラマダン明けのお祭りの内容は?日本でもあるの?】



概要でもお話しましたがラマダンが明ける日、断食の開始から29日もしくは30日には「イド・アル=フィトル」というお祭りが開催されます。

この日の朝は祈祷からはじまり、その後友人や家族と祝宴を行うラマダン明けにふさわしい内容となっています。


断食月「ラマダン」明けの「イード・アルフィトル」。祈るムスリムの人たち(Ramadan and Eid al-Fitr 2015)



イド・アル=フィトルでは朝の祈祷、その後食事と続き、午前は友人や家族と一緒の時間を過ごします。

午後からはそれぞれ好きに過ごし、カップルはレストランで豪華な食事を楽しむ……なんてことも出来るんですね。





ちなみに日本でもラマダン明けの食事会などが開催され、ヤシ油で揚げた鶏肉や春雨のスパイシーサラダ、野菜の天ぷらなどを食べることが多いそうですよ!


【まとめ】


日本で普通に生活していると軽く耳にすることはあってもしっかり内容を把握することは少ないラマダンの断食ですが、こうして見るとイスラム教徒にとっては本当に大切な行事であることが分かります。


身近にイスラム教徒がいてうっかり食事に誘ってしまったなどのトラブルも聞きますので、事前に把握しておくとお互いが気持ちよく過ごせることができます。

決して遠い世界の話ではありませんので、ラマダン期間中に旅行の計画がある方、また身近にイスラム教徒の方がいらっしゃる場合、頭の片隅に残しておきましょう!

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