看護師の患者さんへのタメ口ってあり?なし?患者さんはどう思っている?

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時々、先輩看護師が患者さんに対して「今日はどうしたの?」とか、「検査に行こうか」などとタメ口で接している場面を見かけますね。このような光景を見ると、学生時代に習ってきた看護師としての接遇とは大きくかけ離れており、とても戸惑うことと思います。


実際、私が働いていた病院でも、患者さんにタメ口で接する看護師が多かったため、新人としてどう接したらよいのか悩んだし、いつまでも丁寧言葉でいることが良いことなのか分からなくなることもありました。


看護師が習得すべきスキルとしては、ハイレベルと言える患者さんとのコミュニケーション術。そのコミュニケーション術を磨いて、自分の看護ケアに活かしていきたいと思いませんか?


今回、看護師歴20年の元看護師ライターかなさが、
患者さんに対する「タメ口」と、円滑なコミュニケーション術について、伝授します!


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看護師の患者さんへのタメ口ってあり?なし?


基本的に言えば、患者さんへのタメ口はNGです。
患者さんの中には、タメ口を使う看護師に対して「初対面なのに馴れ馴れしい」とか、「年下のくせに」と不快感を持つ人もいます


しかし、長年通っている患者さんや子供の患者さんに対していつまでも丁寧言葉を使っていると、患者さんは「よそよそしい」と感じ、心を開いてくれない場合もあります
本当に難しいですよね。


一般的にタメ口を使う時の基準は、年齢や経験、その場での上下関係(会社における上司や部下など)によって使い分けられますが、看護師の場合は、


1. 相手を見て
子供には柔らかいタメ口で。成人患者で長年の付き合いがあり、相手がタメ口の場合はフランクな丁寧言葉で。


2. 状況を見て
⇒怒っている時や落ち込んでいる時ではなく、患者の気分がいい時に使いましょう。


3. 笑顔で
⇒無表情な上にタメ口を使われると威圧的に感じる。


4. 根本に尊敬の念を忘れない
患者さんの立場に立って言葉を使い分ける。

ことが大切です。



患者さんとのコミュニケーションの中から、治療にとって必要な情報を得ることもあるので、相手によっては上手にタメ口を使いながら患者さんの心を開くことはとても大切ですね。


タメ口と丁寧言葉のバランスが難しいところですが、看護師にとってコミュニケーションスキルは大きな武器になりますので頑張って習得しましょう。



タメ口と丁寧言葉、患者さんと距離を縮められるのはどっち?


先ほども述べましたが、基本的にはタメ口はNGです。
しかしそれは、あくまでも「相手によって」のこと。


子供の患者さんには、丁寧言葉を使うと心を開いてくれない場合もあるので、上手にタメ口を使って距離を縮めていきましょう


患者さんが成人の場合基本的には丁寧言葉を使いましょう
しかし、長年の付き合いで信頼関係があり患者さんもタメ口を使う場合は、徐々に丁寧言葉とタメ口を合わせながら使うと良いでしょう。


例えば、「○○さん、今日は顔色がいいね。よく眠れましたか?」とか、「今日はいい天気~。気持ちがいいですね。」など、タメ口と丁寧言葉を組み合わせることで相手も親近感がわきます。
参考にしてくださいね。


患者さんの家族への言葉遣いはタメ口OK?


基本的に、患者さんの家族への言葉遣いもタメ口はNGです。
患者さんの家族は、患者さんの精神的な支えの他に、経済的な問題や家族環境の変化を強いられるなど、様々なストレスを抱えやすい状況にあります。


そんな時に馴れ馴れしく、または威圧的にタメ口を使われるとあなたならどう感じますか?正直私は、そんな看護師の言葉にストレスを感じます。


ですから、患者家族に対しては、絶対にタメ口を使わないこと


患者と看護師の間に上下関係はないことはもちろんですが、患者家族と看護師の間にも上下関係はありません。そのことを忘れずに、相手を尊重する気持ちで接することが大切です。


患者さんに言ってはいけない言葉ってあるの?


患者さんは病院にいるだけで、「何か悪い病気ではないだろうか?」「注射や検査は痛くないだろうか?」「医者や看護師は優しいだろうか?」と色々な不安に襲われています。


ですから、そんな患者さんに対して命令口調で話したり、相手を否定するような言葉遣いをすることは絶対にしてはいけません


私が実際に心がけていた話し方なのですが…。


例えば、禁煙してほしい患者に対しては、「煙草をやめてください。」と言わずに「いつも治療頑張っていますね。こんなに頑張っているのだから、煙草もやめてみませんか?」と、まず、相手を認めたうえで提案してみましょう。


すると、ほとんどの患者さんから「頑張ってみます…。」という返事が帰ってきます。頑張っているのを認められたことで、前向きになれるのですね。


そして後日患者さんに「もう○日吸ってないよ。」と言われた時には「頑張ってください。」とは言わずに「すごい!頑張っていますね!」と声をかけましょう。


頑張っている患者さんに「頑張って」と言うのは禁句です。
頑張ってと言われると、患者さんは「自分は今でも頑張っているのに、これ以上何を頑張るんだ。」と憂鬱になります。


常に患者さんの気持ちに共感するように心がけましょう。


【まとめ】


看護師のコミュニケーションスキルがあると、患者さんとの信頼関係が生まれ、治療に役立つ情報を得ることが出来ますが、患者さんのタイプや年齢層は幅広く、臨機応変に対応するのは難しいですよね。


基本的に、最低限のマナーとして看護師のタメ口は「なし」です。
しかし、タメ口を使うことで患者との距離が縮み、コミュニケーションが円滑になることがあるのも事実。


ですから、患者さんにタメ口を使う時は、
1. 相手を見て
2. 状況を見て
3. 笑顔で
4. 尊敬の念を忘れずに
5. 丁寧言葉とタメ口を組み合わせて

行ってみましょう。


そして、いつも頑張っている患者さんに「共感する」姿勢を忘れずに接すること。
それにより円滑にコミュニケーションを図ることができ、信頼関係を築くことができます。
ぜひ、実践してみてくださいね!

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