看護師の患者さんへのタメ口ってあり?なし?
基本的に言えば、患者さんへのタメ口はNGです。
患者さんの中には、タメ口を使う看護師に対して「初対面なのに馴れ馴れしい」とか、「年下のくせに」と不快感を持つ人もいます。
しかし、長年通っている患者さんや子供の患者さんに対していつまでも丁寧言葉を使っていると、患者さんは「よそよそしい」と感じ、心を開いてくれない場合もあります。
本当に難しいですよね。
一般的にタメ口を使う時の基準は、年齢や経験、その場での上下関係(会社における上司や部下など)によって使い分けられますが、看護師の場合は、
1. 相手を見て
⇒子供には柔らかいタメ口で。成人患者で長年の付き合いがあり、相手がタメ口の場合はフランクな丁寧言葉で。
2. 状況を見て
⇒怒っている時や落ち込んでいる時ではなく、患者の気分がいい時に使いましょう。
3. 笑顔で
⇒無表情な上にタメ口を使われると威圧的に感じる。
4. 根本に尊敬の念を忘れない
⇒患者さんの立場に立って言葉を使い分ける。
ことが大切です。
患者さんとのコミュニケーションの中から、治療にとって必要な情報を得ることもあるので、相手によっては上手にタメ口を使いながら患者さんの心を開くことはとても大切ですね。
タメ口と丁寧言葉のバランスが難しいところですが、看護師にとってコミュニケーションスキルは大きな武器になりますので頑張って習得しましょう。
タメ口と丁寧言葉、患者さんと距離を縮められるのはどっち?
先ほども述べましたが、基本的にはタメ口はNGです。
しかしそれは、あくまでも「相手によって」のこと。
子供の患者さんには、丁寧言葉を使うと心を開いてくれない場合もあるので、上手にタメ口を使って距離を縮めていきましょう。
患者さんが成人の場合、基本的には丁寧言葉を使いましょう。
しかし、長年の付き合いで信頼関係があり患者さんもタメ口を使う場合は、徐々に丁寧言葉とタメ口を合わせながら使うと良いでしょう。
例えば、「○○さん、今日は顔色がいいね。よく眠れましたか?」とか、「今日はいい天気~。気持ちがいいですね。」など、タメ口と丁寧言葉を組み合わせることで相手も親近感がわきます。
参考にしてくださいね。