生姜にカビが生えた!削れば食べても大丈夫?
白カビの場合は「基本的に害がないもの」ですから、カビている部分を削いで食べるのであれば問題ありません。
大きめに削り、きれいな面を見せてからまた使っていきましょう。
多少のカビは先程もお話した通り、消化の過程……胃酸によって分解され、健康に悪いものは残りません。
大量に食べるのはもちろんオススメしませんので、「カビ部分を削ぐ」など手を加えることはしてくださいね。
「それでもやっぱりカビは気になる!」「妊娠中だし……お腹の子どもに悪影響はないの?」と心配される場合や、ちょっとカビが多めだったかも……など気になる場合は、殺菌作用のある食材を摂りましょう。
殺菌作用のある食べ物で有名なものは「梅干し」「ネギ」「玉ねぎ」あたりでしょうか?
他にも「レモン」「お酢」などは殺菌作用がありますし、もちろん生姜やにんにくも効果があります。
また、腸内環境を整えておくのも菌に負けない身体作りとして効果的ですね。
具体的にはヨーグルトなどの乳酸菌、食物繊維の摂取などです。
胃腸が元気な状態であればカビへの抵抗力も高まりますので、合わせて考えておくと良いでしょう。
殺菌作用のある食べ物も、例えば毒性のあるものを飲んだあとの水のように大量に摂取する必要はありません。
食事に取り込める程度の量で十分なので、「カビが生えた生姜や野菜などを削いで使う日は酢の物を添える」など、気楽に考えていきましょう!
生姜、野菜ににカビないように保存するには?冷凍?冷蔵?
カビについて色々お話してきましたが、やはりそもそもカビないようにしておきたいことに変わりはありませんよね。
カビないようにするための保存方法、しっかり知っておきましょう!
まず最初に常温で保存する場合、新聞紙かラップで包んで冷暗所で保存します。
風通しの良い暗い場所が良いので、棚の奥などじめじめする場所は避けておきましょう。
常温で保存すると切り口がどうしても乾くので、その部分は切り取ってからまた使うようにします。
このような形で保存する場合、10日から2週間は美味しく食べられると思います!
次に冷蔵保存する場合ですが、皮を剥き、切ってから瓶やタッパーなどに入れて保存します。
このときにしっかりと水を入れておくことで生姜を長持ちさせることが可能になります。
ひたひたになるまで水をいれ、しっかり密封して保存すれば1ヶ月程度は美味しく食べられますよ!
水は定期的(3日に1回程度)交換するようにしておきましょう。
またこうやって保存する場合、水ではなく焼酎を使って保存すると、より長持ちさせることが可能です。
しかし水に浸して保存する場合、生姜の魅力である「身体を温める成分」が薄れてしまいます。
冷え性の方などはこの成分を逃してしまうのはもったいないので、この場合は次の方法、もしくは乾燥させて保存する方法をオススメします。
乾燥させて保存する方法はあとからお話しますので、もう少々お待ち下さいね。
冷蔵保存の場合、すりおろして保存する方法もあります。
もちろんすりおろした生姜をそのまま保存するとすぐに変色してしまうので、それを防ぐために少量のお酢を混ぜておきましょう。
お酢を混ぜることにより変色を防ぎ、タッパーなどで密封保存が可能になるのです。
この場合も保存期限は1ヶ月程度が基本だと思っておいてください。
また同じようにすりおろして、冷蔵ではなく冷凍させる方法もあります。
フリーザーバッグにいれて薄く伸ばし、中の空気をしっかり抜いてから保存します。
この方法でも1ヶ月程度は美味しく食べられますが、水に漬ける方法同様で身体を温める成分は若干失われてしまうのでご注意くださいね。
身体を温める効果をしっかり温存して保存しておきたい場合は、乾燥させる方法をオススメします。
この方法だとむしろ「温める効果が何倍にも増す」とも言われてますので、冷え性の方などはぜひ試してくださいね。
乾燥生姜の作り方ですが、「皮を剥いて薄切りにした生姜をざるなどの上に重ならないように並べて2~3日天日干しする」これだけなんです。
これなら週末などちょっと時間の空いたタイミングで仕込むことも出来ますね!
カラカラに乾いたら、タッパーなど密封出来る容器に保存します。
この際、乾燥剤などを一緒にいれるようにしてください。
必要な量をその都度出して使えますし、一度手間をかけたらその後の使いやすさは一番です。
またこの方法で保存した場合、数カ月は美味しく食べられるようになるのも嬉しいポイントですね!
まとめ
「カビは少量なら人体に悪影響はない」というのも驚きでした。
とはいえもちろん積極的に食べたくはないですし、カビの生えた生姜や野菜はやっぱり見るとがっかりしてしまいます。
適切に保存し、カビを生やさない努力はしていきたいですね。
またもちろん、生ものですから生姜も腐る可能性はあります。
「内部にまでカビが入り込んでいるのが分かる」「変色している」「変なにおいがする」「ふにゃふにゃしている」などがその状況に当たります。
間違いなく「これはおかしい」と気付けますので、その場合は諦めて捨てるようにしてくださいね。
生姜は短期的な保存から長期的な保存まで、様々なパターンに対応して使っていけます。
料理にもたくさん使えますので、ぜひまとまったタイミングで適切に保存し、美味しく食べていきましょう!
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