冬といえばゆず!そもそもゆずってどんな果物?
特有のさわやかな香りが特徴の「ゆず」は、ミカン科の常緑小高木。
中国、長江上流が原産と言われてます。
初夏、白花をつけ、果実は径4~8センチメートルの扁球形で、でこぼこがあり、淡黄色に熟します。
酸味が強いので生食はできませんが、果汁を絞ったり皮を薄くスライスして、料理の香り付けや飲料、お菓子などに利用しています。
ゆずは1年を通して流通していますが、11月から12月頃が旬です!!
果皮がゴツゴツとしていて、サイズは1個100~130gくらいです。
夏に出回る「青ゆず」は果皮が青くて果汁がやや少なめですが、秋以降の「黄ゆず」は果汁が豊富で色々なお料理に活用できます。
全国シェアの49%を占めるゆずの生産で有名なのが高知県です。
その1/4が北川村で生産され、村の特産品として、ゆず酢、飲料などに加工され全国に出荷されていて、通販で加工品を購入することもできます。
北川村ゆず王国HP:
![](https://fukusuke.tokyo/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/2f93f6f84ef475accb90aeaf5e280395.jpg)
また、スペインの著名なレストランであったエル・ブリ(世界一予約が取れない繁盛店*2011年閉店)のシェフ フェラン・アドリア氏がゆずのエスプーマを使ったり、冷製スープにして提供したことが発端となり、フランス料理を始めとした西洋料理にも柚子の使用が広まっています。
いつまでもいい香り!ゆずのベストな保存方法は?
購入するときに注目すべきポイント
ゆずを選ぶ時は、皮がブヨブヨしていない張りのあるものを選ぶようにしてください。
また、ヘタの切り口が新鮮で茶色くなっていないものが良いです。
新鮮な物ほど香りが良いので、においを確認することも大切です。
保存方法について
ゆずは乾燥しないよう丸ごと新聞紙に包んで保存します。
冬の寒い時期なら常温でも大丈夫ですが、気温が高い場合や暖房が入っている場合は、冷蔵庫の野菜室に入れる方が良いです。
それでも、3週間が限度。
長く保存したい場合は、皮と果肉を分けて冷凍すると良いですよ!
ゆずの皮の保存
(1)柚子はタワシを使い、ぬるま湯でよく洗います。
(2)皮を出来るだけ幅広く剥きます。
黄色部分だけにせず、白い部分は削ぎ落とす程度で多少は残します。
縦方向に剥く方が、切った面が短いので潰す組織も少なくなります。
白い部分は切りづらいので指を切らないように注意して下さい。
包丁を上下に動かしながら進ませると切りやすいです。
(3)空気を入れないよう、ラップでピッタリと包んで冷凍します。
使うときは、使う直前に刻むと香りが引き立ちますので、冷凍前は刻まないでください。
柚子の果肉の保存
残ったゆずの果肉を横半分に切って、それを1個ずつラップで包んでジップロックに入れて冷凍し、自然解凍させてから絞って、鍋や酢の物などの香りづけとして使ってください。