地元民がおすすめする!「糸満ハーレー(ハーリー)」のみどころ3選!
糸満ハーレーのも見どころは、大人気の「「アガイスーブ」だけではありません。
見どころを3つご紹介します。
海人の技が見られる「クンヌカセー」
「クンヌカセー」は、レース中にサバニ(舟)に乗る漕ぎ手たちが、一斉に海へと飛び出し、わざと船を転覆させるのです。
素早く船を起こし、船の中に溜まった水をかき出し、全員が早く乗り込まなければならず、漁師の技術や知恵が試されるレースです。
普通にスピードを競うだけのレースでないところが、このレースの面白いところで、見ていてワクワク感が楽しめますね。
小舟は海が荒れると転覆してしまう恐れがあり、日頃から訓練をしているらしく、それを競技にしたのが「クンヌカセー」です。
地元民は「クンヌカセーが一番楽しい!」「クンヌカセー凄いな!」と楽しんでいます。
動画「2016糸満ハーレー 「転覆競争編」」
御願(ウガン)バーレー
御願(ウガン)バーレーは、現役漁師が各村の名誉のために競い合うレースです。
当日は、早朝から山巓毛(サンティンモー)という字糸満の中央にある丘で、御願が行われます。
御願が終了すると、御願バーレーの始まりの合図があり、855メートルのレースがスタートします。
レースが終わると、字糸満の氏神の白銀堂で結果報告と、それぞれの村のハーレー歌を奉納します。
みんな自由に歌い踊るさまは、まさに沖縄らしい儀式ですね?
動画「糸満市ヒーロー課 エイトマンが案内する『糸満ハーレー』 Part3 御願バーレー優勝報告(白銀堂にて) 」
一般参加「アヒル取り競争」
お祭り中、一般参加があり盛り上がるのが「アヒル取り競争」です。
海に投げ込まれた、アヒルやボール(後でスイカや真鯛と交換できる)を取るイベントです。
参加は小学生から大人までで、お祭り観覧者の飛び入りもあり、アヒルを取れたら、商品として持ち帰れます。
ただし、このイベントには「アヒル虐待ではないか?」と賛否両論があり、署名活動も行われているので、今後どうなってしまうのかはわかりません。
令和元年 糸満ハーレー 2019 アヒル取り競争 (糸満漁港 中地区)沖縄イベント
ハーレー(ハーリー)といえば糸満だけじゃない!
ハーレーは糸満だけのお祭りではありません。
ハーレーは沖縄の漁師文化として、受け継がれています。
5月、6月は沖縄のあちらこちらでハーレーが行われます。
地域によってはレース以外のイベントも盛りだくさんです。
糸満ハーリー以外のハーリーをご紹介します。
地区によっては、旧暦の決まった日ではなく、多くの見物客が来やすい、週末に開催する地区もあります。
○那覇ハーリー
「那覇ハーリー」は沖縄のハーリーの中でも最大規模のお祭りです。
那覇ハーリーの舟はとても大きく、全長14.55m、重さ2.5トンの3隻の舟を使います。
それぞれの舟に漕ぎ手32名、鐘打ち2名、舵取り2名、旗持ちなど6名の合計42名が乗り込みます。
糸満とは舟の規模がだいぶ違うようですね?
また夜は20:40~21:00まで、3日間トータルで2,000発の花火が打ち上げられます。
スケジュールは毎日変わり、ステージイベントなどもたくさんあるようです。
日程:2023年5月3日(水)~2023年5月5日(金) ※ 毎年5月3日~5日開催
場所:那覇港新港ふ頭
公共交通機関:那覇バスターミナルから乗車、泊高橋で下車、徒歩約10分
車:那覇空港、約15分。沖縄自動車道 那覇IC、約15分
駐車場:なし
関連サイト:
港川ハーレー(港川ハーリー)
港川では糸満同様に、ハーリーをハーレーと呼びます。
レースは川の河口で行われるので、他のハーリーとは違った趣が感じられます。
糸満ハーレーとの大きな違いは、「女性対抗レース」があることと、「ガーエー(威勢付けの応援合戦)」があることですね。
長くは、港川集落の伝統行事でしたが、現在は町内外から参加できます。
開催日:2023年6月21日(水) 例年8:30~15:00 見込 旧暦5月4日
場所:八重瀬町港川漁港
車:港川漁港までは那覇空港から約21キロ、車で約40分。国道331号線明治橋交差点で国道329号線に右折、仲井真交差点で県道507号線へ右折。具志頭交差点で国道331号線へ左折、港川交差点を右方向。
臨時駐車場:あり(100台まで利用可)
関連サイト:
奥武島海神祭(おうじまかいじんさい)
奥武島は普段はとても静かな島ですが、ハーリーの日だけは、大勢の見物客で賑わいます。
レースは本島と島とつなぐ橋の下で行われます。
見どころは、高さ5メートほどの橋から海にめがけて飛び込み、船に乗り込む「流れ船」です。
また、本島側の防波堤からもレースは見られます。
開催日:2023年6月21日(水) (例年8:30~15:00)見込 ※旧暦5月4日
本バーリー 午前 8時30分~午前10時00分
職域ハーリー 午前10時15分~午後3時00分
場所:南城市玉城字奥武(奥武島海岸)
駐車可能台数:100台(無料)
関連サイト:
名城(なしろ)ハーリー
ハーリーは、後(クシ)ンティー、中(ナカ)ンティー、前(メー)ンティーの組に分かれ、砂浜から沖に向かって舟を漕ぎます。
沖にある旗を折り返して浜に戻り、1番エーク(舟のオール)が、木にぶら下げられた酒瓶を取るまでが勝負です。
開催日:2023年6月21日(水)見込 ※旧暦5月4日
場所:北名城ビーチ(西浜)
駐車可能台数:50台(無料)
関連サイト:
喜屋武(きゃん)ハーリー
種目は、「御願ハーリー」「青年ハーリー」「勝負ハーリー」「二人乗りハーリー」「上がいハーリー」の5種目です。
3チーム(北支部、中支部、南支部)で争います。
他の地域のハーリーでは見られない、二人乗りハーリー(タイグヮーヌイ)が見どころです。
開催日:2023年6月21日(水)の直近の日曜日 ※旧暦5月4日の直近の日曜日
場所:喜屋武漁港
駐車場:なし
関連サイト:
まとめ
「糸満ハーレー2023」はいかがでしたか?
開催日:2023年6月21日(水)(旧暦5月4日)
ハーレーは年に一度の行事ですので、やる方も見る方もかなり本気モードになります。
前年負けてしまったチームは雪辱に燃えるでしょうね?
勝っても負けても大人が涙を流す、そんなガチンコのお祭りです!
是非足を運んで体験してみて下さい。