沖縄の6月といえば!「糸満ハーレー(ハーリー)!」どんなお祭り?
糸満ハーレーは、糸満市の漁師達が「大漁」と「航海安全」を祈願する伝統のあるお祭りです。
お祭りでは、木製の手こぎ船の競争「御願バーレー」「青年バーレー」「アガイスーブ」などがあり、地域の誇りをかけて競います。
糸満では3カ所(糸満ハーレー、名城ハーリー、喜屋武ハーリー)でハーレーが行われますが、一番歴史が古いのがこの糸満ハーレーです。
糸満市では他の地域が「ハーリー」と呼ぶのに対して、本来の名称である「糸満ハーレー」と呼んでいます。
日程:2023年6月21日(水)13:30~18:00・22日(木) 10:00~16:00見込(※旧暦5月4日)
場所:糸満漁港中地区
来場人数:毎年3万人以上
概要
糸満ハーレーは、現役漁師たちによる「御願バーレ」で幕が開き、「青年バーレ」「クンヌカセー」終盤の「アガイスーブ」と続きます。
その他一般参加が可能な「アヒル捕り競争」のイベントがあります。
漕ぎ手が着ている伝統衣装を「ハーレーギン」といいますが、「ハーレーギン」の背中の丸が、中学生はドーナツ型、青年バーレは丸がひとつで、それ以外は丸印が縦に2つになっています。
丸印で成長の段階が分かるのです。
アクセス
車:那覇空港より車で約20分。
公共交通機関:那覇バスターミナルから路線バスで約1時間(89番、33番、46番乗り場から「糸満行き」に乗車し「糸満ロータリー」で下車徒歩3分)。
会場の糸満漁港中地区の周辺道路では、毎年9:00~16:00まで交通規制があります。
駐車場:「糸満漁港北地区」と「糸満市役所」などに臨時駐車場が設置されます。
それぞれの臨時駐車場から会場までは、シャトルバスが利用できます。
徒歩でも約7分です。
ハーレーの意味は?
「ハーレー(ハーリー)」の語源は、中国語で「爬龍(はりゅう)」を読んだもので、竜の意味だそうです。
「ハーリー」で漕ぐ舟は竜の頭をかたどった舟なので、爬龍船と呼ばれます。
「ハーリー」はそこから来たものですね? 沖縄ではハーレーは、豊漁や海の安全を願って行うお祭りのこと指します。
令和元年 糸満ハーレー 2019 門中ハーレー 決勝 (糸満漁港 中地区)沖縄イベント
<問い合わせ>
糸満ハーレー行事委員会 TEL 098-992-2011
糸満市役所 商工観光課観光振興係 TEL 098-840-8135
参照サイト:
糸満ハーレー(ハーリー)といえば、「アガイスーブ」が超盛り上がる!
「糸満ハーレー」はハーレーの中でも独特の競技があるお祭りです。
その競技「アガイスーブ」は糸満市の西村、中村、新島の3つの村で争う競漕です。
見どころは、2,160mと長距離戦なので、他の競漕より倍以上の距離があり、最初トップにいても、途中で力尽きて逆転されるという事がおおいにあるので、観覧者はハラハラドキドキです!
アガイスーブ(上イバーレー)とは?
歴史が長く、最も盛り上がる「アガイスーブ」は上がりの勝負という意味です。
最も力のある漕ぎ手たちが選抜されるレースで、この競漕に勝てば、最高の名誉となりますので皆が必至です。ガチンコ勝負です!
動画「2016糸満ハーレー『アガイスーブ』を制し総合4連覇!西村チーム H28.6.8」
どんなルールなの?
糸満ハーレーは村対抗で行われます。
漁師たちは古い時代の集落である西村、中村、新島に分かれてハーレー舟に乗り込み、チーム対抗で競漕を行います。
ハーレー舟に乗るのは、漕ぎ手10名、舵取り1名、鉦打ち1名の計12名です。
レース前には、村舟と呼ばれる港内の豪華な舟の周りを、ハーレー歌を歌いながら左回りで三周する儀式をしてからスタートします。
観戦の楽しみ方
糸満ハーレーの中で最も盛り上がるのは、最後の競技でもあるアガイスープです。
村一番の強い漁師たちがガチンコ勝負をします。
これに優勝するとチームの得点が大きく変わり、順位により競技の総合優勝が決まってしまいます。これで勝負がつくのですから、応援にも力が入りますよね?
掛け声は?
港を囲むテント内では、たくさんの人たちが、「パーランクー」という手持ちの片張り太鼓を打ち鳴らしながら、「ハーイヤッ!」の威勢の良い掛け声で応援します!