おせちの季節がやってきた!おせちとの意味は?なぜ重箱なの?
おせちは「お正月に食べる料理」として、そして日本の伝統料理としてずっと昔から伝わってきています。
「ずっと昔」と言いましたが、具体的には「奈良時代」からになります。
この時代に中国から「節句」が伝わり季節の変わり目に神様に感謝するための料理として作られたのが「おせち(御節)料理」なのです。
「おせち料理」として始まったのは奈良時代ですが、「神様に感謝するために作られた料理」という分類でいけば、何と弥生時代にまで遡ります。
人々はこの頃から農耕をはじめ、自然や神様への感謝の意味を込めて料理を作るようになったのです。
おせちと日本人の歴史はこんなにも深いのですね。
昔はこのように「神様に感謝し、お供えするための料理」という意味でした。
時代が変わり、現代は最初にお話した通り「お正月に食べるお祝い料理」となっています。
とはいえ神様への感謝や願い、祈りが込められている料理なことも、もちろん変わりはありません。
おせちは元々神様にお供えするための料理ですから、全てに意味が含まれています。
重箱に入れるのにも理由があって、これは何段も重ねて用意することに意味があるのです。
「めでたさを重ねる」、ひとつだけではなく重ねることによってめでたさも重なる……こんな意味が含まれています。
もちろん、「保管に便利」という身も蓋もない理由も存在します(笑)。
作り出すのは地域やご家庭によってまちまちですが、早くてもクリスマス明け25日頃から、遅くとも29日までには何らかの準備を始める方が多いです。
「完成は大晦日の間に、食べるのは元旦」という地域が多いですが、おせちを食べるのは大晦日、という地域もあります。
とはいえ、いくら日持ちがする料理が多く寒い季節とはいえやっぱり食べ物は食べ物です。
元旦に食べきれなかった分も、できるだけ早く食べてしまいたいところですね。
重箱二段におせちの具材は何を入れる?いつから用意をする?
おせちの具材、そして詰め方にも一定のルールがあります。
どのように分類していけばいいのか、どのくらい時間がかかるのかを大まかにまとめていますので、参考にしていただければと思います。