琵琶湖が海の代わり?鮎の生態
鮎は川と海を回遊する魚です。
北海道南部から朝鮮半島、ベトナム北部などの東アジア一帯に生息しています。
日本では滋賀の琵琶湖が鮎の幼魚の産地として有名です。
琵琶湖に生息する鮎は、普通の鮎のように海には下りません。
琵琶湖を海の代わりとして回遊しますので、海水では生きていけない体質になっています。
琵琶湖産の幼魚を放流している河川も多く見られますが、これがもとの鮎と交雑した場合その稚魚も、海水では生きられません。
琵琶湖の他には長良川の鵜飼漁でも知られています。
岐阜や高知、九州では養殖も盛んです。
鮎はどうやって捕るの?
鮎の捕り方には釣り、網で捕る、鵜飼漁などがあります。
釣り
鮎釣りの場合、エサの代わりに、水鳥の羽毛をまいて小虫に似せたもの、「毛バリ」を付けて釣る方法があります。
毛バリ釣りの方法はこちらの動画で詳しく解説されています。
<アユ毛バリ 釣り方解説 2013@鬼怒川>
投網漁
こちらは投網漁の様子です。円形の網を広げるように投げて鮎に覆いかぶせて捕獲します。
瀬張り網漁
火振り漁
四万十川の火振り漁は有名ですね。松明の火に驚いた鮎を仕掛けに追い込んで捕ります。
<四万十川伝承漁の火振り漁 River fish fishery>
鵜飼い漁
鵜(ウ)を使ってアユなどを獲る漁法のひとつ。
ヨーロッパでは16世紀から17世紀の間、スポーツとして行われていたようです。
長良川の鵜飼漁は有名ですよね
次の項目で詳しく紹介します。