カセ鳥!日程・混雑状況は?
カセ鳥は、山形県上山市で、毎年2月11日に行われる祭事のことで、「小正月に遠い土地からやってくる神の声によって一年の豊かさを祝う」という信仰から生まれたと考えられています。
江戸時代の寛永年間から始まったとされ、カセ鳥の名称は「稼ぎ鳥」と「火勢鳥」が語源と言われています。
江戸時代初期から伝わる、『ケンダイ』というミノをかぶって妖怪の「カセ鳥」に扮した若者に、手桶から祝いの水をかけ火災を防ぎ、五穀豊穣や商売繁盛などを祈る上山伝統の民俗行事です。
「カッカッカーのカッカッカー」と歌い踊り、市内を練り歩きます。
1896年以降は行われていませんでしたが、この行事をもう一度復活させるための活動が上山市で起こり、1959年に再現され、その後1986年から現在まで行われているそうです。
カセ鳥から抜け落ちた藁で、女の子の髪を結うと、将来黒髪の美しい美人になると言われているそうです。
今では地元の人だけではなく、カセ鳥の奇習を体験するために県外から、さらには外国の方もカセ鳥に扮して参加しているそうです。
山形)大雪の中、カッカッカー 上山の奇習「加勢鳥」
お祭りのスケジュール
日程:2024年2月11日(日) ※毎年2月11日
時間:10:00-15:30
場所:上山市内(上山城前→十日町商店街→新丁坂下交差点→湯町地区→新湯地区→二日町交差点→かみのやま温泉駅前→葉山地区→上山市消防署、上山警察署→おーばん上山店、ヤマザワ上山店→ヨークタウン上山)
<行程>
10:00~ 祈願式(神事)…上山城正門前広場
10:45頃 上山城正門前広場
11:00頃 十日町商店街
11:15頃 新丁坂下交差点
11:30頃 湯町地区
11:40頃 新湯地区
12:10頃 二日町交差点
12:40頃 JRかみのやま温泉駅前
~お昼休憩~
13:20頃 JRかみのやま温泉駅前
その後、石崎地区・河崎地区・高松地区へ(徒歩や車移動)
13:40頃~14:40頃 葉山地区
14:50頃 上山市消防署、上山警察署
15:00頃 おーばん上山店、ヤマザワ上山店
15:15頃 ヨークタウン(※演舞後、終了)
かせ鳥保存会 公式HP:
参考HP:
アクセス:祈願式が開催される上山城まで、JRかみのやま温泉駅から徒歩約15分
混雑はありませんが、お水が掛かってしまうかもしれませんね!
民俗行事「加勢鳥」体験ツアー
「加勢鳥」とは『ケンダイ』という藁蓑をかぶった若者に手桶から祝いの水をかけ、五穀豊穣や商売繁盛などを祈る、江戸時代初期から伝わる上山伝統の民俗行事です。
例年2月11日にのみ行われる「加勢鳥」になることができる、特別なツアーを企画しました!
加勢鳥のわらじ・ケンダイ製作見学やゆかりの地の見学、月岡神社での御祈祷、上山城前での演舞体験など盛りだくさんの一日です。
囲炉裏のある古民家での昼食、共同浴場での入浴付きです。
神の化身「加勢鳥」になって、今年一年の幸せを祈願しませんか?
1名様より申込OK!(最小催行人数6名)
〈行程〉
かみのやま温泉観光案内所 11:00発
↓〈マイクロバス約20分〉
楢下宿 11:20着/13:00発
★古民家でわらじ製作見学やケンダイの素材となるワラに触れる〈30分〉
★大黒屋でいろりを囲み、ばあちゃんずくらぶの『おもてなし御膳』の昼食と加勢鳥講和〈70分〉
↓
ケンダイ干場などゆかりの地を見学〈30分〉
↓
月岡神社 14:00着
★社務所で着替え、御祈祷いただきます
★担当ごとの役割に合った演舞や演奏の手ほどきを受けます
↓
上山城前広場にて、演舞など加勢鳥体験〈120分〉
↓
新湯共同浴場「澤のゆ」で入浴(タオル付)
★あったまりの湯で疲れた体を癒します〈45分〉
↓
かみのやま温泉観光案内所 17:00着
カセ鳥!みどころ3選その1:加勢鳥に冷水浴びせ「カッカッカー!」
「かせ鳥様のお通りだー」
「カッカッカーのカッカッカー。カッカッカーのカッカッカー。商売繁盛・火の用心!」と掛け声を上げながら歩く極寒の中ケンダイを着た神様に、祝い水を容赦なく掛けていきます。
びしょぬれになったカセ鳥は、ポイントに着くと輪になって、笛や太鼓の音に合わせ、踊りを披露してくれますよ。
水を掛けるだけでなく、ケンダイに手ぬぐいやタオルを巻いて、家内安全や商売繁盛を願うそうです。
ケンダイの重さは4〜9kg 、水を含むと10〜12kgになるといいます。
その中はさらしを巻いただけなのです。
どれほど寒くて、重いことか!そんな雄姿をぜひ見てください!
加勢鳥になる人は、上山市観光物産協会が毎年一般から募集されますので、体験してみたい人はぜひ参加してみてくださいね。
加勢鳥に冷水浴びせ「カッカッカー」