異動によるストレス その2:今までいた病棟とは違う看護業務
私は外科から療養病棟に異動した事がありました。
外科は術前・術後の検査や処置、一日に何人も来る入院患者さんの説明や手続き、抗がん剤の点滴等の施行・・・本当に毎日激務でした。
そのような激務からまったく離れ、急に毎日が単調になりました。
おむつ交換や体位変換、入浴介助や食事介助等、求められるのは基本的な看護技術のみで、正直退屈でした。
きっと中には私の逆で急に忙しく部署への異動をすることになった看護師さんもいると思います。
自分が勉強したい科への異動ではないときには本当に苦痛だと思います。
辞めてしまおうかと思う事もあるでしょう。
そんな状態で異動しても、いつまでも使えない看護師のままです。
これは看護師にとってスキルアップするチャンスなのです。
いずれその部署で学んだことを生かせる機会があると、前向きに考えてみましょう。
いつまでも同じ部署で同じことをしていては、スキルアップ出来ません。
看護師として一つステップアップするチャンスが出来たんだと切り替えることが大切です。
でもどうしても我慢できない時には異動を取り下げてもらうよう、総看護師長に直談判するといいでしょう。
異動によるストレス その3:病棟の流れがつかめない。
今までの部署と違うことは、それぞれの部署ごとにあるルールです。
例えば掃除は週末にする部署もあれば、週初めにある部署にあるし、薬品や物品の場所もそれぞれ違う事が多いです。
私の異動先で在庫チェックの曜日が違っており、慌てたことがありました。
また精神科病院で、閉鎖病棟では朝していたラジオ体操が。認知症病棟では夕方にしていました。
それぞれの病棟独自のルールは慣れるまでに時間がかかるものです。
異動先では常にメモを持ち歩き、早くその病棟の流れをつかみましょう。
異動したからにはその部署に柔軟に対処することが大切です。
まとめ
異動することで、自分の生活が一変することがあります。
勤務時間が変わったり、残業や夜勤が増えたりと大きなストレスを感じることも多いでしょう。
そのストレスで退職を考える人もいるのではないでしょうか?
異動のストレスで退職を考えたら転職サイトに登録をして、まずは相談をしましょう。
環境が変わることで、新たな自分と出会えるかもしれませんよ。