桜桃忌の読み方は?どんなイベントがあるの?はじめての桜桃忌ガイド!


6月に入ると「もうすぐ桜桃忌か」など聞くこともあると思いますが、これは一体何の日なのか分からないという方も多いですよね。


実は桜桃忌とは文豪・太宰治の忌日で、太宰治を偲ぶ日として名付けられたんです。


桜桃忌では太宰治の墓がある三鷹市の禅林寺に多くのファンが集って太宰治を偲ぶのはもちろんのこと、太宰治ゆかりの地で様々なイベントが開催されています。


今回はそんな桜桃忌について詳しく、また太宰治についてもこの機会に知っておきましょう!


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【6月19日は「桜桃忌」 何の日?読み方は?】



桜桃忌とは最初にお話した通り太宰治を偲ぶ日であり、読み方は「おうとうき」となります。

太宰治は没年38歳、自殺で亡くなったことは有名ですが、自殺を図った日は6月13日なんです。


ではなぜ19日なのかというとこの日は遺体が上がった日であり、19日が太宰治の誕生日でもあったことが理由です。

この理由を元に太宰治と親交の深かった今官一が、太宰治晩年の作品「桜桃」の名にちなんで6月19日を「桜桃忌」名付けました。



桜桃忌の行事として最も有名なのは三鷹市の禅林寺で行われる法要で、これを「桜桃忌」と指していることもあります。

桜桃忌は季語としても使われていて、こちらがきっかけで気になった方もいらっしゃるかもしれませんね。




【桜桃忌と三鷹市にある「禅林寺」の関係は?】



東京都三鷹市にある禅林寺は黄檗家の寺院であり、このお寺の境内に太宰治のお墓があります。

場所は元々の寺院の被災によって禅林寺に移転してきた森鴎外の墓の向かい側になり、太宰治自身が希望していたんですね。


太宰治のお墓を決める際には檀家の反対もかなりあったのですが、当時の住職は慈悲深く説得して建てたそうです。


禅林寺では毎年6月19日に太宰治の法要を行っていて、これを「桜桃忌」としています。

今でも6月19日には毎年多くのファンが集い、太宰治を偲ぶ日として知られているんですね。


禅林寺には広い駐車場があり92台停められますので、基本的にはこちらの駐車場が使えます。

駐車後20分間のみ無料となっていますので、長時間滞在する場合などは注意しておきましょう!


【日本人なら一度は読んでおくべき!太宰治の作品3選】



日本人で聞いたことがないということはまずない小説家・太宰治ですが、その人生はどんなものだったかも気になりますよね。


太宰治は青森県出身の小説家で、東京大学仏文科に入学後中退し、井伏鱒二に師事するようになりました。

その後「逆光」「道化の華」などを発表して認められ、「虚構の彷徨」そしてあの有名な「走れメロス」などによって地位を確立した人物です。


その後「斜陽」「人間失格」などで流行の作家となりましたがその一方彼の人生は波乱万丈で、わずか38年の生涯で4度の自殺未遂、結婚、愛人の存在などがありました。

典型的な破滅型に見えつつも彼には子煩悩な父親、愛妻家といった部分もあり、そんな人間性が色濃く出ている作品は今でも愛され続けているんですね。


そんな太宰治の作品の中でも特におすすめしたい、日本人なら読んでおくべきといえる作品をいくつか紹介しますので、ぜひ一度お手にとって見てください。


◎人間失格

人間失格は「太宰治の遺書」とまで言われてる太宰治の自伝であり、映画や漫画など様々なメディアでも展開されているほどの人気作品です。


暗い、湿っぽいお話ではありますが、太宰治という人間を知るのにこれほど適した本もありません。


◎斜陽

斜陽は第二次世界大戦終戦後に書かれた作品で、混沌の時代を生きる貴族が描かれています。

破滅衝動を持ちながらも恋と革命のために生きる姿、その一方で破滅していく姿など、様々な「滅びの姿」を描いた作品であり、共感、また反感も強く買うこともあるでしょう。


だからこそおすすめしたく、これもまた太宰治という人生や人間を知るのに最適な作品です。


◎走れメロス

教科書に掲載されていたのをきっかけに知り、また走れメロスをきっかけに太宰治に興味を持ったという方も日本人では多くいるかと思います。

それほどに有名な作品ではありますが、大人になってから今一度読み返すとまた違った魅力があり、また走れメロスは文学的な評価も非常に高い作品です。


太宰治の晩年の作品とは打って変わった盛り上がる展開で、太宰治の違った一面を見るのにもおすすめです!


【桜桃忌に行われるイベントとは?】



桜桃忌、そして太宰治について詳しく知り、実際に行われている桜桃忌の行事やイベントについても気になるかもしれませんね。

桜桃忌に行われているイベントについていくつか紹介しますので、ぜひ今年の桜桃忌に参加も考えてみてください。


◎禅林寺法要

「桜桃忌」と言えばこの禅林寺で行われる法要を指すことも多く、今でも多くの太宰治ファンが集まり、彼を偲ぶ日となっています。


太宰治もビックリ!? 生誕100年の桜桃忌



こちらは毎年続けて行われている行事ですので、ぜひ今年の桜桃忌に足を運んでみてはいかがでしょうか。


◎桜桃忌ガイド

こちらは「みたか観光ガイド協会」による桜桃忌のガイドで、禅林寺山門前から三鷹駅の南口まで、太宰治の足跡を訪ねながら散策します。

もちろんガイドも行ってもらえるので分かりやすく、太宰治の足跡をゆっくり辿りながらガイドに耳を傾けてみませんか!


太宰の住んだ三鷹



◎太宰治文学サロン

ガイドの案内で教えてもらえる場所のひとつで、太宰治の本やグッズを購入することができます。


三鷹市太宰治文学サロン・新宿区立林芙美子記念館 協働企画展「太宰と芙美子」



桜桃忌の時期ではなくとも資料などを見ることが出来ますが桜桃忌にはイベントも合わせていることも多く、ぜひ足を運んでみてください。


【まとめ】

桜桃忌がなんの日なのかを知ると驚きますし、またその名付け方も作家ならではですよね。

これをきっかけに太宰治に興味を持ったという方ももちろんいらっしゃると思いますが、ぜひこの機会に先程おすすめした小説なども読んでみてはいかがでしょうか。


そして太宰治という人間に興味を持ったらぜひ一度桜桃忌にも参加し、彼の人生を振り返ってみてくださいね。

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