新人時代は、ほとんどの病院で、先輩看護師がプリセプターとして、指導係になってくれます。
仕事にもスタッフにも患者さんにも慣れていない新人時代は、プリセプターが頼みの綱、プリセプターに頼りたいと思うことも多いですよね。
ですが、中には、頼るべき存在のプリセプターが怖い…なんていう場合もあります。
接する機会も多くなるプリセプターが怖い、となると、仕事に行くのも辛くなってしまいますよね。
今回は、そんな怖~い先輩への対処法などをお伝えします!
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【プリセプターの先輩看護師が超怖い!】

プリセプターが怖い理由としては、まずプリセプターの性格そのものが怖い、キツイ、または新人が嫌い、教えるのが面倒、などがあります。
このようなタイプは、そもそも、プリセプターに向いていなさそうですが、上司の命令であれば、仕方がない部分でもあります。
さらに、プリセプターは、一人の新人看護師を育てるとあって、責任やプレッシャーが大きいため、避けたがる看護師も多いのが実情です。
背景はどうであろうと、新人看護師を指導しようと意欲的に取り組もうとはしています。
それに対し、返事をしない、メモを取らない、動かない…などの、やる気はあってもそれが感じられない新人看護師の行動は、プリセプターの怒りを買ってしまいかねません!
緊張したり、分からない事だらけで、思うように動けなくなるのも分かります!
ですが、一番の味方になってもらいたいプリセプターに睨まれては、仕事が余計にしにくくなってしまいます。
怖いプリセプターが、もっと怖くならないように(できれば優しくなってもらいたい!)うまく付き合うコツを伝授します!
【怖いプリセプターの先輩看護師とうまく付き合うコツ その1:挨拶をする!】

挨拶は、社会人の基本…いえ、社会人ではなくても人のコミュニケーションの基本ですよね!
子供の頃から、家庭でも学校でも挨拶については、こっぴどく言われてきたはずなんです。
ですので、挨拶ができない新人さんは、とにかく印象が悪くなりがちです。挨拶をしていても、声が小さいのも、もったいないですね。
朝の「おはようございます!」から始まり、帰る時の「お先に失礼します」「お疲れ様でした」
教えてもらったり手伝ってもらった時の「ありがとうございます」、失敗したり迷惑をかけた時の「すみません」依頼する時の「お願いします」などなど。
こうやって文字にすると、当たり前でしょって思うかもしれませんが、緊張したり怖さでビクビクしている時って、挨拶すらできなくなっちゃうんですよね。
元気いっぱい、おとなしい、など性格やタイプは様々ですが、挨拶をしっかりしている新人さんは、嫌われにくい印象があります。
例えば、自分の受け持ち患者さんの点滴を先輩が交換してくれた場面だとすると…
先輩「○○さんの点滴を交換しといたわよ!」
新人「…はい。」
これでは、せっかく点滴の交換をしたのに、お礼も言わないの⁉と思われてしまいます。
先輩「○○さんの点滴を交換しといたわよ!」
新人「はい。ありがとうございます!」
返事+お礼の言葉を添えるだけでも、ずいぶん印象が違いますよね!
なんとか勇気を振り絞って、まずは、基本の挨拶から頑張ってみましょう。
【怖いプリセプターの先輩看護師とうまく付き合うコツ その2:リアクションをとる!】

リアクションをとる!と言っても、リアクション芸人さんのように大げさなリアクションではないです(笑)
返事をする、メモをとる、課題が出されたらきちんとこなすなど、プリセプターの声かけや指導に対してのリアクションが大切です。
怖くて委縮していると、どうしても消極的になってしまいがちです。
ですが、いくら指導を受けても、返事がない、質問に答えない、分からなくても放置したまま……などなどの消極的な態度は、やる気がないの⁉と取られがちです。
私が以前プリセプターを担当した時、指導をしても注意をしても返事すらなく、良かれと思って、処置やカンファレンスなど見学する機会を段取りしても、実際に行動に移さない…など、どう指導したら良いのか困ってしまったことがありました。
プリセプター側からすると、指導に対しての反応が乏しいのは、何を考えているのか分からないですし、イラッとしてしまうポイントになるので、要注意です!
【怖いプリセプターの先輩看護師とうまく付き合うコツ その3:上司に相談する!】

どう頑張っても、プリセプターの態度が怖くて、打ち解けるどころではない事もあります。理不尽に怒られたり、プリセプターの機嫌によって言うことが違って振り回されたり…。
あまりにも辛い時は、プリセプターのさらに上司に相談してみましょう。人間関係の繊細な内容の話になるので、主任、師長さんなど、役職付きの責任あるポジションにある上司がベターです。
相談したい、という風に切り出して、今の現状をどんなふうに辛いのかを打ち明けましょう。
上司からプリセプターに、指導方法について注意してもらえたり、場合によっては、プリセプターの交代もあるかもしれませんね。
【最後に/まとめ】

職場や仕事に慣れ、独り立ちしようと必死になって頑張っていても、プリセプターやスタッフが怖いと、仕事を頑張れないばかりではなく、出勤したくなくなりますよね。
新人時代はプリセプターから受ける影響はとても大きいですし、接する時間が長い分、怖いと思いながら過ごすのは、仕事とは言っても、苦痛でしかありません。
上司に相談した後、もしプリセプターを交代してもらえても、同じ部署、同じ病院内にいる限り、顔を合わさない訳にはいかないので、よけいに気まずくなってしまうかもしれません。
プリセプターの交代や部署の異動などで対応してもらえても、気持ちよく勤務できないときは、思いきって転職するのも一つの方法ですね。
看護師は、一度辞めてしまっても求人が多い職業なので、就職に困ることは少ないです。
しかも、登録無料の転職サイトなどが豊富にあるので、まずは登録だけしてみる、とういうのも良いかもしれませんね。
他の病院の求人情報など、見てみるだけでもちょっとした気分転換になるかもしれませんよ!