なぜ天童市は将棋が有名なの?
見ているだけでも楽しい人間将棋ですが、どうして天童市でこのような行事が続くことになったのか不思議に思う方もいらっしゃいますよね。
実は天童市は将棋の駒の生産量日本一、その生産量はなんと全国シェアの95%という「将棋の街」なんです。
天童市もそのイメージを広めようとしていて、「天童に将棋あり」のために始まったんですね。
実際に天童の駅に行くと、将棋の駒を看板や案内など各所でたくさん見ることが出来ます。
将棋は2人で行う盤上遊戯のひとつであり、起源はチェスなどと同じ、古代インドのチャトランガだと考えられています。
これが日本で独自の発展を遂げ、世界でも「日本の遊戯」として広く知られているんですね。
しかし将棋人口(1年に1回以上将棋を指す人口のこと)は1985年頃の1680万人から2015年は530万人と、年々減少していっています。
将棋自体は近年で言うところの「3月のライオン」やプロ棋士の報道などで知る機会は多いのですが、将棋ブームを起こして人口を増やすところまでは至っていないのが一番の理由と言われていますね。
しかし将棋は「礼にはじまり、礼におわる」という対局マナーの基本があるなど、礼儀や感情のコントロールを学べる遊戯としても知られています。
「よろしくお願いします」からはじまり「ありがとうございました」と一礼して終わる、席を立つときは「失礼します」など断りを入れるなど、礼儀を楽しみながら覚えていくことが出来るんです。
また将棋は相手の手を待つゲームでもあり、「待てる人間になれる」というのも大きなメリットです。
人間社会で生きていく以上「待つ」ことはとても大切であり、相手の反応をじっと待つことも将棋で覚えられます。
もちろん負けることも勝つ楽しさも覚えられますし、将棋などのゲームは「決断する」「先を読む」など、生きていくに必要なことをたくさん使って学べるゲームとも言えますね。
また将棋をはじめるのに適した年齢というものはなく、ルールを覚えられる年齢になればいくつから始めても良いというのもメリットです。
逆に高齢になったから出来ないというものでもなく、頭の体操としてはじめるのもまたありだと思いますよ!
人間将棋以外の天童桜まつりのみどころ!
天童桜まつりはどうしても人間将棋が有名で知られていますが、もちろんそれ以外にもたくさんの魅力があります。
次にそういった天童桜まつりの見どころについていくつか紹介していきますので、ぜひ人間将棋だけではなく他の見どころもチェックしておきましょう!
桜
せっかくの天童桜まつり、人間将棋はもちろんですが、やはり桜もゆっくり楽しみたいところです!
天童公園の桜
2,000本ものソメイヨシノなどの桜をゆっくり開けた広場で楽しむことが出来ますので、ぜひ人間将棋だけではなく桜もチェックしておいてくださいね!
しだれ桜ライトアップ
天童桜まつりの期間中のしだれ桜まつり期間は天童市役所南を流れる倉津川の両岸のしだれ桜がライトアップされる期間です。
歩行者天国になった並木道をライトアップされたしだれ桜を見ながらゆっくり散策する……こんな楽しみ方もできます。
また中央公園ではお祭りの屋台もたくさん並んでいますので、お祭りならではの屋台も十分楽しむことが出来ますよ!
期間:令和6年4月6日(土)〜5月5日(日・祝)
※桜の開花状況により、ライトアップ開始日が変更になる場合があります。
時間:午後6時30分から午後10時まで
場所:倉津川(市役所前「王将橋」から温泉公園前「飛車橋」まで)
まとめ
天童桜まつりは人間将棋が有名ですが、それだけではなくたくさんの見どころがあるイベントです。
小学生向けの将棋大会などもありますので、もし気になる方がいらっしゃったらサイトなども覗いてみてくださいね。
今年の天童桜まつりについては日程以外はまだまだ未定となっていますので、今年ならではの楽しみ方も今後出てくると思います。
ぜひ今年の春は天童桜まつり、そして人間将棋を見に行き、桜を堪能しながら楽しみましょう!