そもそもかきってどうやって養殖しているの? かきの生態は?
広島のかきとは、どんなものなのでしょうか。
殻は大きく、色は黒紫色、肉重量指数が最も高いのが広島のかきなのです。つまり、身がたっぷり!ぷりぷり!ということなんですね。
そんなかきを上手く養殖している広島のかきの養殖とは?
1.採苗
夏(7~9月頃)にかきの赤ちゃんをホタテ貝に付着させる。
2.抑制
付着したかきの赤ちゃんを抑制棚という干潟棚に移動させ、潮が満ちれば海の中、潮が引けば海水の外に出る、という環境にする。
3.いかだ養殖
ホタテ貝を外し、新しい針金にひとつずつ差し替え、沖合いの養殖いかだに移動させる。
4.収穫
10~11月に船で収穫が始まる。
※養殖いかだの様子
広島にはかきを取り扱っている漁協が約30近くあり、非常に多くの広島県民が漁業に携わっていることがわかります。
おいしいかきを生産するために、沢山の人が頑張っていることを想像すると、ひとつひとつをきちんと味わいながら食べたくなりますね。
豆知識!かきの生態とは?
昔の中国では、かきはオスしかいないと考えられてきました。
なので、牡蠣という漢字は「牡」という漢字が入っているんですね。しかし、かきにはオスもメスもちゃんといます。
種類によって、オスメスに分かれている、オスメスが同体、オスメス同体でありながら、時期によってオス、メスが入れ替わる、というかきがいる!とのことで驚きですね!
日本で食べられるマガキは、「オス、メスが入れ替わる」種類のかきで、生殖後に栄養分が良いとメスに、悪いとオスになるそうです。
そうだったの!?宮島のかきと北松島のかきの違いとは?
一般的に、広島のかきが大きく、松島のかきの方が身が小さいというのが特徴です。
どちらも稚貝はフランス産だそうですが、育つ環境によって変わります。
松島のかきは小粒で淡白な味わい、広島のかきは大きめで濃厚な味がします。
松島の旬は、海水が冷たくなる11月頃から、広島の旬は2月ですから、時期によって楽しめます。
大きさや味が異なるので、調理方法をかえたりして楽しむのも通ですね!
そんな松島でも毎年2月にかき祭りが開催されています!
こちらは無料で楽しめるかき料理や販売コーナーがあるとのことですので、まさに2月はかき月間とも言えますね。
まとめ
人気グルメを堪能するには、少し早めに会場入り!
おすすめはかき雑炊!たっぷりのかきを味わってみては?
貝毒検査も行われているという安心の広島かき♪
旬の味覚を旬の土地で味わう贅沢な旅行を計画してみてはいかがでしょうか。
長く旅行へ行けるなら、他のかき祭りにも足を運んでみるのもおすすめです。