石川県の1月といえばアマメハギ!どんなお祭り?
アマメハギとはどんな行事?
アマメハギは石川県能登地方に50年程前まで行われていた小正月の行事です。
アマメとは火鉢にあたり過ぎてできるタコのことで、つまりは温かい場所にずっと座っている怠け者を剥ぐ神様のことを指します。
異形のお面をかぶった子供たちが「アマメー、アマメを作っている者はいないかー」と言って各家庭をまわり、餅を貰うという行事です。
地区にアマメハギを行う小学生がいなくなったことから、一時途絶えていましたが、2005年には村上市で保存会が発足、現在では輪島市と能登町(旧 内浦町)で村上市の小中学生の協力により行事が復活しています。
「能登のアマメハギ」として重要無形文化財に指定されています。
伝統行事アマメハギ 悪い子はおらんか? 2018.1.8放送
アマメハギ開催概要
アマメハギは各地域によって開催日時が変わります。
どの地区も夕方~夜の時間に開催されます。
【輪島市】門前町 皆月地区 五十洲地区
2024年1月2日(火)
【能登町】秋吉地区、清真地区、河ヶ谷地区、宮犬地区
2024年2月3日(土)
参照サイト:
門前町観光ガイド|門前町観光協会
石川県輪島市・門前町観光協会の公式ホームページです。能登半島の「禅の里・門前町」の観光スポット、イベント情報、グルメ、宿泊情報をご紹介。
あまめはぎ | 【公式】能登町観光ガイド-能登半島|石川県能登町観光ポータルサイト
【ユネスコ無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化財】 鬼に扮した子どもたちが、蓑を付けフカグツを履き、手に包丁(
アマメハギとなまはげ、似ているけど・・関係は?
異形のお面を付けた者が「怠け者はいないか」と各家庭をまわる行事。
どこかで聞いたことがありますよね。
そう、秋田県「男鹿のなまはげ」です。
農家にとって冬は貴重なお休みの時期です。
その時期に厄除けや怠け者を戒める意味で、名前は違いますが東北各地に「ナゴメハギ」、「アマハゲ」、「スネカ」など同様の風習が存在します。
アマメハギは、子供が各家庭をまわりますが、なまはげなど他の地域では、男性が各家庭をまわり、子供や若いお嫁さん、怠け者を探すという風習が多いです。
男鹿のナマハゲ 泣き叫ぶ子供たち