12月といえばランキング!12月の行事といえば?
12月といえば、これ!と言われるような行事の由来や、今の様子をまとめてみました。
第3位 大晦日(12月31日)
<由来>
大晦日は、旧暦の晦日(みそか)が由来しています。
旧暦では、月の最後の日を「晦日」と呼んでいて、日付に関係なく月の最終日を「みそか」と呼んでいました。
大晦日の「大」は、一年の最後の月の最終日であることからつけられました。
大晦日の年越しの夜には、年越し蕎麦、除夜の鐘など様々な日本固有の風習があります。
<今の大晦日>
大晦日は大掃除やお正月の買い出しなど、みんな忙しい時間を過ごします。
テレビ番組も、特別番組が多く、今では大晦日の風物詩となっているNHK紅白歌合戦やゆく年くる年を家族揃って見ながら、新しい年を迎えます。
年末年始を海外で過ごす人も多く、台湾、シンガポール、ハワイ、グアムなどが人気だそうです。
第2位 忘年会
<由来>
忘年会の起源は、いくつかの由来の異なる会合が、ひとつになったものと考えられています。
江戸時代には、特権階級の人の間で1年の憂さを晴らすための行事でした。
明治時代からは、今のようなお祭りムードの忘年会に変化してきて、無礼講などのキャッチフレーズも広まりました。
<今の忘年会>
今でも忘年会は、一年の労をねぎらうのが本来の目的で、会社によって規模や雰囲気も全く違います。
「無礼講」も会社によって温度差があります。
昭和の忘年会は、ものまねや手品などかくし芸が盛んで、男性が中心でした。
次第に女性も積極的に参加するようになり、現在の忘年会のスタイルになったのです。
現在の忘年会は、気のあった者同士が、少人数で楽しむという傾向にあるようですね?
第1位 クリスマスイブ(12月24日)
<由来>
クリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝うお祭りとして有名ですが、実はそれは定かではなく、古代から行われていた「冬至の祭り」が関係しているという説もあります。
古代ローマでは、冬至を境に日が長くなることで、それを「太陽の復活」としてお祝いしていました。
当時、イエス・キリストは「世の光」と呼ばれていて、「冬至の祭り」がイエス・キリストの誕生日として、お祝いされることになったようです。
イエス・キリストの時代は、1日は日没で終わり、夜を一日の始まりと考えていたので、「クリスマスイブ」は前夜という意味でなく、クリスマスの始まりと位置づけられています。
<今のクリスマス>
今の日本のクリスマスは、「クリスマスイブ」の24日が「クリスマス」そのものととらえられていて、盛り上がっています。
「クリスマスイブ」は子供から大人まで楽しみにしていて、1年の中でも大きなイベントとなりました。
また、レストランやホテルに予約が殺到するほど、カップルにとっても、1年に中で最大のイベントと言えます。
12月といえばランキング!12月のお祭り・イベントといえば?
12月に行われる全国各地の祭りの中から、代表的なお祭りを3つ選んでご紹介します。
第3位 春日若宮おん祭(12月15日~18日)★奈良県奈良市
<由来>
「春日若宮おん祭」は奈良県の春日大社の境内にある若宮神社の例祭で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
若宮の御祭神は「天児屋根命様」と「比売神様」で、水の神様として崇められていました。
1135年、長年の大雨洪水により飢饉が続き、疫病が蔓延し救済のために立ち上がったのが藤原忠通でした。
若宮様の御霊威にすがり、御神霊をお迎えして丁重な祭礼をしたのが「若宮おん祭」の始まりです。
<歴史>
「春日若宮おん祭」は、1136年平安末期に関白藤原忠通が「五穀豊穣」を祈り始めて行った行事で、以来一度も途切れることなく、受け継がれている伝統行事です。
<イベント内容>
このお祭りの例年の人出は約20万人です、「お渡り式」を始めとした、さまざまな神事や舞などの古典芸能が行われます。
最も盛り上がるのが、12月17日に行われる「お渡り式」と「お旅所祭」です。
春日大社公式サイト:
第2位 赤穂義士祭(12月14日)★兵庫県赤穂市
<由来>
時代劇の冬の風物詩といえば、赤穂浪士47人が、主人の浅野内匠頭の敵討ちをする物語「忠臣蔵」ですね?
その討ち入りした日の12月14日には、全国各地で四十七士をしのび「赤穂義士祭」が開催されます。
中でも赤穂浪士の地元の兵庫県・赤穂市では「赤穂義士祭」が盛大に開催され、毎年多くの見物客で賑わいます。
<歴史>
「赤穂義士祭」は、1903年(明治36年)から行われており、2024年で第121回を迎える歴史のあるお祭りです。
<イベント内容>
12月13日 前夜祭
12月14日 赤穂義士祭本祭 10時~16時頃
パレード:10時00分~15時頃(予定) ※俳優の『内藤剛志』さんが大石内蔵助役として義士行列に出演します。
露店販売:10時~16時(予定)
忠臣蔵交流物産市:10時~16時頃(予定)
開催場所:赤穂城跡、お城通り、いきつぎ広場周辺など
過去の大物ゲストには、津川雅彦、薬師丸ひろ子、藤田まこと、荻野目慶子、松平健がいます。
参考サイト:
第1位 秩父夜祭(12月2日・3日)★埼玉県秩父市
<由来>
「秩父夜祭」は、秩父神社の例大祭で、京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに日本三大曳山祭の1つです。
最近は、笑点でたい平さんが、時々宣伝するので全国的にも有名になりましたよね!
毎年12月3日をメインに行われるお祭りで、6基の山車の巡行と打ち上げ花火が見どころです。
秩父神社にまつられている女神の妙見(みょうけん)様と、秩父のシンボルである武甲山に鎮座する男神の龍神様が、途中のお旅所で1年に1度の逢瀬を楽しむ祭りとされています。
<歴史>
「秩父夜祭」は、江戸時代の寛文年間には存在していたという記録があり、300年以上の歴史があります。
<イベント内容>
令和4年の秩父夜祭は、3年ぶりに例年に近い形で実施することとなりました。(概要は以下のとおりです。)
12月2日(月)宵宮
諏訪本宮「諏訪渡り神事」は通常どおり執り行う。
12月3日(火)大祭
※R6年度の秩父流鏑馬奉納は行われません。
メインの12月3日には、朝から山車の曳きまわしが行われ、6基の山車が勢ぞろいします。
また、屋台本体の左右に舞台がつけられ、秩父歌舞伎などが披露されます。
屋台芝居(屋台歌舞伎)
12月3日(火)13時~ 上町通り美宝会館前 今年の屋台芝居は上町が当番町として開催されます。
参照サイト:
