二年参りってなんのこと?意味は?
二年参りとは?
二年参りは、簡単にいうと「初詣」のことです。
一般的に初詣は年明け初めての参拝のことをいいます。
昔は初詣のために家を出るのは大晦日の夜が一般的でした。
そのため参拝先の神社などに着く頃には日をまたいで新年になっていました。
そこから2つの年をまたいでお参りをする「二年参り」と呼ばれていたようです。
地域によっては大晦日にお参りした後、一旦家に帰り、年が明けてから再度お参りをするところもあります。
また、2年の年をかかってお参りをするので、より多くの功徳が積めるとされているようです。
お参りの作法
二年参りも初詣も参拝の作法は変わりありません。
正しい初詣(神社)の作法をおさらいしておきましょう。
①鳥居の手前で一礼してくぐる。
②参道は左右の端を歩く。真ん中は神様の通り道とされているため。
※ただし、人出が多い時には無理に端に行くと危険なので、人の流れに沿って移動しましょう。
③体を清めるため手水をします。
④賽銭箱の前で軽く礼をして、お賽銭を入れる。鈴を鳴らして「二礼二拍手一拝」の順で参拝をする。
⑤なるべく参道の端を通り、鳥居の手前で軽く礼をしてから出る。
正しい参拝をして、しっかり御利益をゲットしましょう!
二年参りはどこの方言?長野・新潟、他の地域は?
二年参りと聞いて、ぱっとイメージできる人とそうでない人に分かれると思います。
二年参りは主に新潟や長野、北関東、東北地方の一部で使われている初詣を表す方言です。
この地域出身や住んだことがある人は、二年参りという呼び方を知っていると思いますが、全国的には「初詣」が主流です。
地域によっては「初参り」「元朝(がんちょう)参り」と呼ぶところもあるようです。