ほうらい祭りといえば「ばくめん」一体なんのこと?
もっとも有名なところで「なまはげ」がありますね。
北陸らしいもので、「獏面(ばくめん)」も子供たちには怖い妖怪ですが、大人にとってはほうらい祭りの大切な脇役的な存在だそうです。
鬼のような面を付けて、雪かき用の道具である木鋤板や杖を持ち、一斗缶などを腰から下げて、ガラガラという音を発しながら、引きずって歩くのが特徴です。獅子の周りに出現するのが一般的で、子供を脅かしますが、道化師のような滑稽な踊りを披露することもありますよ。
獏面の由来は、諸説あるそうですが、露払い役だった猿田彦だと推察されているそうです。
ほうらい祭り2011-4
その他 ほうらい祭りのみどころ3選!
つくりもん(造り物)
全長5メートルにもなる巨大な張り子人形を乗せた山車は毎年、祭りの見物客の楽しみになっています。
毎年、青年団が2か月かけて手作りしており、武者や歌舞伎役者、織田信長、弁慶、新選組などの歴史上の人物、花魁などの伝統的なお祭りらしいものから、ジャンプ漫画のワンピースの白ひげやディズニーのジャック・スパロウ、ばか殿、アントニオ猪木、花咲かじいさんなどが過去に登場しました。
過去の造り物はパーク獅子吼(ししく)内の造り物の館に展示されており、無料で観覧できるそうですよ。
神輿
初老の厄年を迎えた人々が白丁という白い衣装を着て、神輿を担ぎます。
2日間とも神輿が町内を練り歩きますが、1日目は前厄、2日目は後厄の人が担ぐことになっています。
祭りの初日の正午に神社を出発し、男段と呼ばれる表参道の急な階段を下り、南地区の各お祓い所で神事を行います。
22時ごろに町の中心部にある御仮屋で一晩を過ごし、2日目の正午から北地区の各お祓い所で神事を行って、送り獅子が行われた後に、女段と呼ばれる階段を通って22時頃に神社に戻ります。
獅子方
獅子方はこのお祭りの最大の見どころの一つです。
先導する神輿の次に行列を行き、露払いの役目を担っています。
巨大な胴体の獅子と袴役、獅子方、獏面、小中学生・アカバ衆で形成されています。
小中学生・アカバ衆は棒振りと言われる演舞は、獅子殺しと称される勇壮な加賀獅子の中でも際立っており、殺陣に近い動きであり、1日目の午後8時と2日目の正午と午後8時には本町通に造り物と共に集まり、その舞が披露されます。
まとめ
見どころがたくさん詰まった「ほうらい祭り」は、実際に祭りに参加してみないと楽しめない魅力もたくさんありますね(特に替え歌ですが)。
獅子方の棒振りも激しい動きで見ごたえがあります。
造り物もその年で違うので、ぜひ身近で見て楽しんでみてください。
どうやら、無料の休憩所「横町うらら館」では祭り寿司(笹寿司)やお酒を楽しむことできるそうなので、お祭りと合わせて楽しんでみてはいかがですか?