新年の風物詩!書き初めとは?
そもそも書き初めとは何のために行うのでしょうか?
また、どんなきっかけで始まったもの?
知っていると少し心持ちが違いますよね。
詳しく掘り下げちゃいます!
書き初めは元々宮中の儀式?
新年といえば、日本では様々な風習がありますよね。
いずれの風習にしても、今後物事が良い方向へ進むようにという思いが込められていますが、書き初めも同様です。
年明け初めての出来事は、「初○○」とか「○○はじめ」などの言葉がつきますが、「書き初め」も初めて毛筆で字や絵を書く行事という意味で使われています。
通常は1月2日に行います。
元々は宮中で行われており、元旦に初めて組む若水で墨を擦り、恵方に向かって詩歌を読むという慣習でしたが、江戸時代以降に庶民に広まったと伝えられています。
そして、その後庶民にも教養が必修化されたことで習慣化したようです。
書いた書き初めは1月15日頃に行われる左義長というお迎えした御祭神をお送りする儀式で燃やし、その時炎が大きく上がると字が上達するという言い伝えもあります。
このような歴史から考えると、字の上達を願って、新年の意気込みを書くというのが書初めをする意義だといえますね!
小学校低学年(1年生~3年生)向け書き初めの言葉3選!
初めて取り組む小学校1年生から少し慣れてくる3年生まで、どんな言葉がよいのでしょうか?
おすすめについてご紹介します!
低学年におすすめの縁起のいい書き初め言葉3選
1.お正月に関連する言葉
二文字…「とら(2022年の干支)」「まつ」「もち」「たこ」「元日」「新年」「初夢」
三文字…「はつひ」「かるた」「だるま」「お正月」「はつ春」「初日」「春の光」
お正月関連の言葉はやはり縁起がいいこともあって人気です!
お正月の想い出を思い描きながら、書き留めましょう。
2.自然や季節に関する言葉
二文字…「そら」「にじ」「くも」「初雪」「青空」「冬山」「立春」「大地」
三文字…「つばさ」「さくら」「つばき」「冬の朝」「はる風」「名の花」
壮大な自然や華やかな草花などのびやかな言葉もいいですね。
これからの一年をとても爽やかに始められそうです。
3.その他、自分自身に関する言葉
二文字…「ゆめ」「大志」「前進」
三文字…「げんき」「こども」「みらい」「生きる」「友だち」「早起き」「やる気」
新年の抱負を示すにはぴったりの言葉ですね!
文字に意気込みを込めるように丁寧に書きましょう。
【書き初め手本】「げんき」の書き方 How to write Genki
比較的バランスのとりやすそうなものを挙げてみました。
少し難しいですが、3年生であれば四文字の「新しい年」「美しい心」「ふゆの朝」などもおすすめです。
一見漢字が難しそうに見えますが、ひらがなもバランスをとるのが難しいのでしっかり練習して取り組んでくださいね。
なかなか決まらないという人は書きやすさで選んでもよいと思いますよ。