須賀川松明あかし2018!由来・起源、祭りの見どころ・混雑予想ガイド!


日本三大火祭の1つ、須賀川の松明(たいまつ)あかし
このお祭りは、歴史が長く福島県民の思い入れの強い熱いお祭りです。


巨大で大迫力の松明あかしは、炎と轟く太鼓の音色が共演する松明太鼓の響きも相まって見応え充分のお祭りです。


はじめて参加される方は、松明あかしの起源や作り方など、事前に予習して行った方がより楽しめると思いますので、この記事を参考にしていただければと思います。


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福島県の風物詩「松明あかし」とはどんな行事なの?

松明あかしとは一体どんなお祭りなのでしょうか。
お祭りの概要や混雑情報なども見ていきます。


松明あかしはこんなお祭り

福島県須賀川市で毎年11月の第2土曜に行われます
その歴史は長く、420年以上にもなります。
このお祭りに使用される松明は10月中に参加するそれぞれの団体や学校で手作りされます。


当日は1.5kmの道のりを人力だけで運び、会場の五老山に着くと松明を全員の力を合わせて立てます。それぞれの松明の代表が命綱1本だけを頼りに松明を登り、点火します。毎年約30本の松明に火がつき燃え盛る様子は、大迫力で息をのむ程です。


平成元年には松明あかしが400年を迎えたことを記念し、伝統行事を盛り上げる為『松明太鼓』が作られ平成1年11月11日11時11分11秒に太鼓の第一打が打ちならされました。毎年松明あかしが近づいてくると、町中に松明太鼓の練習の音が響いてきます


燃え盛る松明の音と、勇壮な松明太鼓の共鳴が歴史の風景を表しているようです。


混雑状況は?

毎年11万人程の人が訪れますので、会場の五老山は大変混雑します。特に屋台が並ぶ場所は歩くのが困難なくらいです。


しかし、松明を運んでいる時の沿道は、身動きが取れない程混雑はしません。運んでいる時も、迫力があり見応え充分ですので、ぜひ運んでいる間も見ながら、一緒に五老山に向かってほしいところです。


会場内でも、入り口から向かって左側は混雑しますが、右側は比較的広いスペースがあるため、混雑を避けたい人は入り口から右側に行くと、ゆったり見られるのでおすすめです。


また、松明を運ぶ「松明通り」には、円谷英二監督生誕の地としてたくさんのウルトラヒーローや怪獣たちのモニュメント11体や、シルエットが描かれています。夜はライトアップされて、とても綺麗です。探してみてくださいね!


福島県民にとって大切なお祭り

松明あかしは須賀川城を守るために戦った人たちの鎮魂のためにはじまったお祭りです。


東日本大震災の年は松明を作るための地元産の竹やカヤからは放射能が検出されたため、松明が作れない事態に陥ってしまいます。しかし、支援の呼びかけをして材料を全国各地から集め、松明を作ったそうです。


その背景には、震災で亡くなった方の慰霊や復興の強い願いを込めて、お祭りを開催したいという熱い思いがあったからです。


こうして、何があっても絶やしてはいけないという福島の人の強い想いから、400年以上松明あかしが受け継がれているのです。


2018年の開催日程

2018年の開催は、11月10日(土)


<主要プログラム>

13:45 本松明行列出発
(吉田医院前 福島県須賀川市上北町96−1)
15:00 大松明、姫松明行列出発(吉田医院前)
16:00 キャンドルナイト
16:45 御神火奉受(二階堂神社)
17:00 小松明行列出発(妙見児童公園)
18:00 松明太鼓演奏(五老山特設ステージ)
18:30 大松明点火(順次、姫松明、本松明にも点火)


会場案内図(PDF)




「松明あかし」といえば巨大松明!どれぐらいの大きさ?

松明は大松明本松明姫松明の3種類で、約30本もの巨大な松明が用意されます。一番大きい大松明は高さ10m、重さ3トンにもなります。


こんなに大きな松明、一体どうやって作って、点火しているのでしょうか。


巨大松明の作り方

松明は10月に入るとそれぞれの松明ごとに集まって作ります


まず竹で骨組みを作り、その中に乾燥させたカヤを詰めます。その表面を畳おもてで包みます。大松明になると、カヤは2トントラック1.5台分の量にもなります。この松明の作成には5日間もかかるそうです


約30本の巨大松明は、1本1時間近くかけて人力や担ぎ棒を使って五老山にそびえ立ちます。1本が直立するたびに観客から大歓声と拍手が沸き上がり会場は1つになっていくのです。


点火方法

松明につける火は、二階堂神社で奉受された御神火です。
松明の着火部分には灯油に浸した布などが詰められています。


各松明の代表1名が、1本の命綱と松明を縛っている縄のみを頼りに松明のてっぺんまでよじ登って御神火を点火します。周囲の燃え盛る松明の中、まるで火の中に飛び込んでいくかのように見えます。


そして松明点火に合わせて松明太鼓が一層の盛り上がりを見せ、雰囲気を醸し出します。全ての松明に火が灯ると、辺りは夜にも関わらず炎の赤々とした光に包まれます。


松明に点火する役割はとても名誉なことですが、松明を登るのはかなり不安定なので、途中で落ちてしまうこともあるそうです。


出典: 日本三大火祭り「松明あかし」



須賀川「松明あかし」の起源・由来は?


それではなぜこのように巨大な松明を燃やすお祭りがはじまったのでしょうか。由来についても見てみましょう。


松明あかしの起源

現在の福島県の約5万7千石を須賀川城主二階堂家 が治めていました。
そこに1589年、北東北を治めていた伊達政宗が攻めてきました


長く須賀川を治めていた二階堂家を守ろうと10月10日の夜、手に松明を持って街の東側にある十日山に集まります。そこで家臣だけでなく、領民も決死の覚悟で須賀川城を守ることを決意し闘いがはじまります。


しかし、二階堂家の重臣が裏切り伊達家に内通していました。合戦の最中に、城下の風上にあった寺に火を放たれ、城下は火の海に、須賀川城は燃え落ちてしまいます。家臣の大半は須賀川城と運命を共にし、大量の犠牲者が出ました


松明あかしは、この戦で亡くなった二階堂の家臣や領民の魂を弔う為にはじまったお祭りです。


須賀川「松明あかし」は三大火祭の1つ。あとの2つは?

日本三大火祭の1つに数えられる須賀川松明あかし。
三大火祭の残り2つについてもご紹介します。


福岡:鬼すべ神事(おにすべしんじ)


毎年1月7日に福岡県の大宰府天満宮で行われるお祭りです。


その年の災難除け、開運招福を祈る神事で、300人の氏子さんが、鬼係、鬼を退治する係、鬼を守る係に分かれ、炎の燃え盛る松明を持って迫力ある鬼ごっこを繰り広げます


福岡:大善寺玉垂宮の鬼夜(だいぜんじたまたれぐうのおによ)

福岡県久留米市で1月7日に行われます。


全長13mの火のついた松明を氏子たちが境内を廻ります。この火の粉を浴びると無病息災にきくといわれています。国の重要無形民俗文化財に指定されている千年以上の歴史あるお祭りです。


【まとめ】

須賀川松明あかしは
伊達藩から須賀川城を守ろうと犠牲になった家臣や領民の魂を弔う為にはじまったお祭り
毎年11月の第2土曜日に開催される
2018年は11/10(土)

みどころは
最大10mにもなる巨大松明への点火と松明太鼓の響きの共演


松明は燃えていますが、11月の福島はコートが無いと厳しい位寒いので、防寒対策はしっかりしていきましょう。30本もの巨大松明が燃える様子は、福島の冬を彩る熱いお祭りです。

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