ずっと補欠でも頑張る息子に親はどう接するのが正解?
人はだれでも期待をされれば、無意識にその期待に応えようとするものなのです。
でも過度な期待をするあまりに自分の理想を子供に押し付けるのは間違っています。
お子さんの性格などを一番知っているのがお父さん、お母さんです。
大きな夢を見させる方がいい子も、一歩ずつ進むのが適している子どももいます。
それを考慮してあげてください。
そして何より自分のお子さんの可能性を心の底から信じてあげることが1番大切なことです。
ペアレントトレーニング
「ペアレントトレーニング」というプログラムをご存知でしょうか?
もともと発達障害の子どもを育てる保護者への「子育て支援」と、子どもの「発達支援」を目的として生まれたものです。
親が子どもの行動への対応を身につけることで、親が子育てのストレスを減らし、子どももストレスを減らすことができます。
このペアレントトレーニングは発達障害の子どもだけではなく、定型発達の子どもにも応用できるプログラムです。
人間には人の良いところよりも悪いところをみる癖があります。
そのために問題点ばかり指摘してはいませんか?
ペアレントトレーニングは簡単に言えばあたりまえにできることを褒める方法です。
子どもに対して「あれもできない、これもできない」ばかりに注目するのではなく、「できること、できていること」に注目してれば自然と「褒める」ことが見えてきます。
それは自己肯定感を高めることにつながります。
認めてもらえると人は頑張れるのです。
結果が出せず落ち込んでいる子には…
結果がでないことももちろんあります。
スポーツをやっていれば、誰もが通る道です。
スポーツだけに限らず何でもそうですよね。
結果をだせなかった時、子供は落ち込んでいるはずです。
そんな時に大人まで結果で一喜一憂せずに、お子さんを受けいれてあげてほしいのです。
「厳しい練習をよく頑張ったね!」と努力を誉めてあげてください。
何でもかんでも褒めていたら、図に乗ってやらなくなるんじゃない?と思う人もいると思います。
だからこそ結果ではなく努力を誉める事が大切なのです。
補欠で出れない試合は見に行かなくてもいいです。
練習を見に行ってあげるほうがよっぽど良いと思います。
出れなかった試合の日には美味しいごはんと笑顔で待っていてください。
帰ってきたお子さんが試合の事を話すなら最後まで言い返さずに聞いてあげてください。
見守ってあげることも大切です。
補欠からレギュラーを目指す息子に親が支援できることは?
練習に付き合ってあげる、美味しいお弁当を作ってあげるという事だけでも充分気持ちが伝わると思います。
過度な期待を感じさせるような事をするとプレッシャーにもなります。
プロの試合を観戦に行って一緒に応援してみてはいかがでしょうか?
勉強にもなるし、憧れの選手を見て鼓舞してくれると思います。
また、応援することもチームのパワーになるんだという事を伝えられると思います。
出場している選手だけがチームに貢献しているわけではないですよね。
まとめ
いつも補欠でベンチを温めているお子さんを見ていると胸を締め付けられる様な気持ちになると思います。
でもスポーツを通して現状を打破する努力をしたり、場合によってはどんなに努力しても報われないことがあったり、そういうことを学んで子どもたちは成長していきます。
どうか辛抱強く温かくお子さんを見守ってあげてください。