ピアノ教室のトラブル事例4選 その3:月謝袋や楽譜の扱いが雑な生徒たち
これは最近とても多い事案です。
子供でも大人でも月謝袋を雑に扱う生徒が多いんです。
月謝袋は本来、先生に今月もお世話になりましたと既定の金額を入れて渡すためのもので、毎月きちんと支払いをしていると、月謝袋の表に支払日を先生が記載し、受け取り印を捺すので、とても重要な契約書のようなものです。
その月謝袋を失くすなんて先生に対して失礼ですし、あってはならないことです。
そのため、月謝袋を先生側で管理することもありますが、支払日が近づいてから渡したにも関わらず失くす生徒もいます。
また、月謝の支払いを毎度忘れる生徒もいます。お金に関することなので、きちんと生徒側で把握しておくべきだと思います。
また、月謝袋に限らず、教科書とも言える楽譜を雑に扱う生徒も多いです。
まず、楽譜を家に忘れて教室に来る生徒はとても多いんです。
練習をしていたからピアノの傍に忘れた、ということであれば、先生も怒るに怒れません。
また、忘れ物の常習犯であれば、教室には先生用に楽譜が常備されているので、最初から楽譜を持たずに手ぶらで来て、教室の物を借りようとします。
ただ、この場合は、教室用のものなので、重要な箇所に印をつけることができません。印は要は授業中にノートを取るのと同じことです。
メモを取らない生徒は、前回のレッスン内容を忘れがちです。
家で復讐することもできないので、先生としては楽譜を持って来ない生徒は困りものです。
また、楽譜はコピーしたものを渡すことも多いです。
発表会で弾く曲などは生徒が好きな曲をチョイスすることが多いので、一冊丸ごと買わせずに、先生の楽譜をコピーするんです。
このコピーした楽譜をファイルに入れずに失くしてしまうケースは多いです。
他にも、楽譜を教室に忘れて帰る場合もあります。
発表会やコンクール前だと大切なものなので、先生が後で届けに行くことになります。
これも先生側からすればオーバーワークになるので、注意してほしいところです。
ピアノ教室のトラブル事例4選 その4:そもそもピアノを習うことに理解がない親
最後にとても多いトラブルをご紹介しましょう。
片親が子供がピアノを習うことを理解していないことです。
これはピアノに限りませんが、ピアノのような音が鳴る楽器系の習い事に特に多いです。
ピアノはレッスン中に練習した程度で上達することはあり得ません。
家に帰ってから、何度も自分で練習して、初めて上達できるものです。
なので、自宅での自主練が欠かせません。
しかし、片方の親がピアノが家で鳴ることを快く思っていないと、自宅での練習時間が限られてしまいます。
また、子供自身も親に応援してもらえないと自信を付けることは難しく、上達の妨げになってしまいます。
自宅で十分な練習ができない生徒は、コンクールや発表会への参加を断念することもあります。
これらの機会を失うのはとてももったいないことです。
ピアノを習う際は、両親や他の家族の理解をきちんと得た上で、レッスンを始めるのが好ましいでしょう。
また、自宅にピアノを用意できない状態で、ピアノを習い始めるケースがごくまれにあります。
大抵は、ピアノを譲り受けたから習い始めるものですが、子供が興味を持ったからとりあえず習わせたい、という場合もあります。
ただ、やはり自主練ができない状態ではレッスンにならないので、安価で音が制御できるものを購入した方がいいでしょう。
そういった場合におすすめするのは、電子ピアノやキーボードです、これならアパートでもヘッドホンをすれば弾き放題ですよ。
たまプラーザのピアノ教室 鳥山明日香 大人のピアノレッスン風景
まとめ
ピアノは音が鳴る楽器の代表格です。
指で押すだけで音が鳴るので、小さいころから始めやすく、大人になってから始める場合も気軽にやりやすい習い事と言えるでしょう。
ピアノを幼いうちから習っていると、絶対音感が身に着くことがあります。これが得られると、どんな楽器の演奏でも楽になりますが、語学学習にも役立ちます。
発音や聞き取りに有利になるので、英語もマスターしやすくなりますよ。
ピアノ教室に限らず、習い事をしていると、トラブルに直面するものですが、得られるものは必ずあります。
トラブルを恐れずに、ぜひピアノにチャレンジしてみてくださいね。