岐阜の春といえば「八百津だんじり祭り」!
八百津だんじり祭りは大舩神社を中心に行われますが、この神社は八百津の産土神であるとされています。
八百津祭りの起源は元禄時代と言われていますので、その歴史も300年を越す長いものなんですね。
山車は「舟運がよかったために八百津が反映してきた」という念を込めて舟の形をしているのが理由で、それもまた八百津祭りの独特の魅力となっています。
そんな八百津祭りの日程や場所についても、今わかる範囲で詳しく見てみましょう!
開催概要
試楽:2024年4月13日(土)
例年、午後2時30分過ぎに八百津大橋上に3輌のだんじりが引き揃えられ、一隻の巨大な船の形になる姿は圧巻です。
本楽:2024年4月14日(日)
例年、午前10時ごろから11時ごろにかけて八百津町役場前に3輌のだんじりが集結し、一隻の巨大な船の形をつくります。
人の上に船が浮かんで見えるような姿も他では見られないポイントの一つです。
その後役場を出発し、十六銀行交差点(約90度)を巨大なだんじりが車輪をきしませながら民家の屋根すれすれに曲がる瞬間や全速力で街並みを走る様は圧巻です。
大舩神社の坂道をだんじりが駆け上がるところは迫力満点!
(毎年4月第2日曜日の本楽と前日の試楽の2日間)
場所:大舩神社
公共交通機関:名鉄明智駅よりYAOバスで「八百津ファミリーセンター前」下車。
車:東海環状道「可児御嵩I.C.」から県道83号線「やおつトンネル経由」15分。
八百津の反映の念を込めた山車など、八百津祭りは地元の方にとっても大切なお祭りだということが分かりますね。
そんな地元の方はもちろん、八百津祭りを知っている方もたくさん集まる賑やかなお祭りとなっています!
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イベント内容
【試楽の予定】
午前8時頃から3両の山車が各地区[本郷組(大舩神社)]・[黒瀬組(熊野神社)]・[芦渡組(神明神社)]を出発し八百津の町を練り歩きます。
14時過ぎに八百津大橋上で3両が引き揃えられ、一隻の巨大な舟の形になる姿は圧巻です。
山車は16時過ぎまで町内を練り歩きます。
◎みどころ
八百津大橋 14:30~15:00頃(3両の山車が集結)
【本楽の予定】
午前8時頃から3両の山車が各地区を出発、10時30分頃から11時頃にかけて役場前に集結し、舟を形をつくります。
11時からがいよいよ祭りのメイン、男たちの勇壮なかけ声とともに3両揃って役場前から大舩神社へ出発します。
巨大な山車が車輪をきしませながら民家の屋根すれすれにカーブを曲がる瞬間や、全速力で街通りを走る様は圧巻。
また、大舩神社の参道の坂道を駆け上がる力みなぎる場面(午前11時30分頃から)も見応え十分です。
正午に大舩神社到着、神事や昼食の後、15時に神社を出発し(神社参道の坂道の引き下ろしも必見!)各地区へ引き返します。
◎みどころ
八百津町役場 10:30頃~11:00頃(3両の山車が集結)
十六銀行交差点 11:00頃~
大舩神社 12:00頃~15:00頃
八百津だんじり祭りはなぜ「けんか祭り」と呼ばれているの?
八百津だんじり祭りの別名を「けんか祭り」と聞くと一体どんな怖いお祭りなのかと思われるかもしれませんが、けんか祭りと言われる理由もきちんとあります。
豪華な山車を男達が巧みなテコ捌きで町並みを練り歩くのですが、掛け声などとても派手なエネルギーを発生させます。
このエネルギーや熱気から「けんか祭り」と呼ぶようになったので、本当にけんかをしているわけではないんですね。
とはいえ大きな山車を捌いているのはもちろんですから、不用意に近づく、禁止されている行為をするなど、明らかにやってはいけない行動をすれば危険もありえます。
お祭りはルールを守って熱気や勇壮さを楽しむもの、決して不用意に近づいたりしないでくださいね。