お汁粉が美味しい季節。「小豆(あずき)」とはどんな植物?
寒くなると、お餅が出回りますね。
お餅と言えば、お雑煮ですが、他にも小豆たっぷりのお汁粉もヘルシーで人気がありますよね。
古くから日本で栽培されてきた小豆
そんな小豆は3世紀ごろに中国の東北部から伝わり、8世紀ごろには日本でも栽培されるようになりました。
現在では北海道から東北地方にかけて、主に栽培されています。
そんな小豆の赤い色に魔除けの効果があると信じられ、中国では古くから小豆の煮汁には解毒作用があると言われていたことから、お祝いの席でよく料理に使われていました。
日本でも江戸時代におめでたいことがあると、赤飯を食べる風習が生まれました。
良質なたんぱく質が魅力
そんな小豆には、良質なたんぱく質が豊富に含まれており、食物繊維やビタミンB1・B2も含まれています。
茹でる場合は、渋みを取り除くために、茹でこぼしを行うのが一般的ですが、煮汁に様々な栄養素が溶け出してしまうので、できれば茹でこぼしを行わず、茹でた煮汁ごと食べられるお汁粉がおすすめです。
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小豆の賞味期限は30年!?
生の小豆の場合は、乾物扱いとなります。
なので、基本的には1~2年と言われている賞味期限もきちんとした保存方法で保存されれば、長期保存が可能です。
それでも、30年もつというわけではないので、早めに食べきるようにしましょう。
古い小豆が食べられるか確認する方法
古い小豆が出てきて、どのくらい前のものか分からない場合もあることでしょう。
そういった時には、まずネズミや虫にかじられていないか確認して、白っぽい粉が表面についていないかを確認してから、大丈夫そうであれば、2日間くらい水に漬けておいてください。
柔らかくなるようであれば煮てもおいしく食べられます。
もしも、柔らかくならないようであれば、硬くて食べられないので、廃棄するほかないでしょう。
また、長期に渡って放っておかれた場合は虫が湧くこともありますが、カビが生えてしまうこともあります。
カビが生えている場合は、洗っても安全とは言えません。
見えないカビの根っこが小豆の奥にできている可能性が高いので、廃棄するようにしましょう。古いものが出てきた場合は、十分に小豆の状態を確認してから調理してくださいね。