小豆・茹で豆の正しい保存は?冷凍は可能なの?
生の小豆は、湿気を避けて、涼しい場所で風通しの良い容器に入れて、高温を避けて保管するのが一番です。
短い期間の保存方法
寒い季節に短い時間の保存なら、紙袋や布袋などの通気性がよいものに入れて、直射日光があたらない涼しい場所で保管するのが一番です。
逆に夏などの暑い時期は、ビニール袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保管すると良いでしょう。
長期保存の方法
長期保存する場合は、チャック付きのビニール袋に乾燥剤と共に入れて、冷蔵庫の野菜室に入れておくと良いでしょう。
密封できるビニール袋は虫などからは守ってくれますが、カビが生える可能性があるので、湿気を取ってくれる乾燥剤が欠かせません。
乾燥剤を入れるのに抵抗がある場合は、乾燥した唐辛子でもOKですよ。
ただし、冷蔵庫で保管する場合は、1年程度で食べきるようにしましょう。
長期間になると、でんぷん質が繊維に変わり、硬くなってしまい、ぼそぼそとした食感になります。
また、アクや苦みも増してしまうので、より長い時間の保存を望む場合は、冷凍庫が良いでしょう。
冷凍庫で凍らせて保管する場合は、2年くらいはもちます。
解凍する際は、水に浸しておくと良いでしょう。
茹でた小豆の保存方法
茹で豆などの場合は、冷蔵保存なら夏場は3日間、冬場は5~6日間ほどもちます。
密封できるタッパーがベストでしょう。
より長い期間、保存したい場合は、食べやすいように小分けにしてラップやビニール袋に入れて、冷凍保存すると良いでしょう。
冷凍保存の場合は約1か月です。
解凍する際は、自然解凍してから鍋やレンジで加熱すると良いでしょう。
ちなみに、古い豆を調理する場合は、豆の風味がなくなっているのでお汁粉などにせずに、潰してあんこにする方が良いでしょう。
あんこの状態でも冷凍保存できますよ。
こうなったら危険信号!
白っぽいカビや緑や黒などのカビが生えている場合は、表面を水で洗っても豆全体にカビの菌が繁殖していることを意味するので危険です。
カビが生えてしまった場合は、残念ですが廃棄するほかないでしょう。
また、水に2日以上浸しておいたにも関わらず、柔らかくならない場合も、茹でても硬いままなので、廃棄するほかないでしょう。
昔なら、古い小豆でお手玉を作っていましたね。
そんな古くなりすぎてしまった豆の中では、たんぱく質が繊維に変わってしまっているので、例え茹でられたとしても食感が悪くておいしくありません。
ちなみに、茹でた小豆やあんこは食中毒になりやすい食材なので、冷凍保存する場合も早めに食べるようにしましょう。
まとめ
最近では海外でも、ローカロリーでローファットな和菓子が人気ですよね。
小豆は和菓子には欠かせない食べ物で、健康や美容にも良いと言われています。
生の小豆から自分で茹でるのが一番良いのですが、時間がかかるので圧力鍋を使って調理するのが良いでしょう。
冷凍しても2年が限度と言われていますが、栄養価を気にするのであれば、購入してすぐに食べるのが一番です。
お汁粉なら茹でた小豆に砂糖を加えるだけなのでとってもおすすめですよ。