神奈川の1月の風物詩!大磯の左義長とは?
左義長とは?
左義長とは、小正月に行われる火祭りのことを言います。
どんど焼き、道祖神祭り、お焚き上げなど、地域によって呼び名が変わります。
大磯の左義長は自治体で行っており、1月7日を過ぎると地域の子供たちが正月飾りや古い縁起物などを集めて、町内の境に作られる仮屋に置きます。
左義長の当日に仮屋から浜辺に運びます。
浜辺にはサイトと呼ばれる円錐型の藁でできた山が作られ、そこに正月飾りや縁起物を入れます。
18時半頃になるとサイトに火を付けます。
燃え終わる頃には近所の人達が竹に針金を通した餅や団子を燃え残りで焼きはじめます。
また下帯姿の男達が、小さなお宮様を乗せ、紐で繋いだものを海に引き入れます。
それを海側、陸側から引っ張り合い、最後は陸側が勝って左義長は終了します。
大磯の左義長開催概要
大磯では1月14日に左義長を行っていましたが、近年は、14日前後の土・日・祝日のいずれかで行われています。
開催日:2024年1月14日(日)
点火時間:大磯北浜海岸にて18時30分(予定)
左義長 関連サイト:
左義長 公式サイト:
場所:大磯北浜海岸
公共交通機関:JR「大磯駅」徒歩10分
例年の来場者数の発表はありませんが、近隣の道路が渋滞したりする程の混雑はないようです。
左義長ってどんな意味?どんど焼きと何が違うの?
左義長の始まりは平安時代とされています。
正月遊びの道具として使われた、毬杖(ぎっちょう)という木の枝を削って作ったゴルフクラブのようなものを3本束ねて燃やしたことから始まったとされています。
語源から左義長は主に子供が主体となった行事が多く、お焚き上げは神社やお寺で行われ、どんど焼きは縁起物と一緒に竹を燃やすと「ドンッ」と爆発音がすることからきているそうです。
呼び名や細かいしきたりなどは違いますが、正月飾りや古い縁起物を供養したり、歳神様や田の神様を見送る意味があります。
また、燃え残りや煙には神様が宿るので、
・書き初めを焼いて高く舞い上がると上達する
・餅や団子を焼いて食べると1年風邪をひかない
・灰を家の周りに撒くと厄除け(火事除け)になる
のようなご利益があるとされています。
大磯の左義長2018