年末の山口県のお祭りといえば「笑い講」!
笑い講の歴史
笑い講は鎌倉時代を発祥とする歴史ある神事です。
農業の神様である大歳神に今年の感謝と来年の豊作をお願いするために笑いを奉納します。
ちなみに「講」とは同じ考えや信仰をもった人たちの集まりのことをいいます。
大歳神を信仰している笑い祭をする氏子の集団ということです。
笑い講開催概要
開催日程は下記の通りです。
日時:2023年12月3日(日)11:00~(笑いの神事は正午前) ※毎年12月第一日曜日に開催
場所:小俣八幡宮(山口県防府市台道1143)、大道小俣地区その年の当屋宅
笑い講は21戸の講員からなっており、年毎に当番が変わります。
会場となった家で行われます。
アクセス:JR山陽本線線 JR大道駅
参照サイト:
笑い講 - たびたびほうふ - 山口県防府市
全国的にも珍しい笑いの神事 - 山口県防府市
笑い講【山口県防府市】長く受け継がれる年末のおめでたい神事 | 山口いいとこ発見!
年の瀬が近づくと、毎年テレビのニュースから「わーっはっはっは」という明るい笑い声が聞こえてきます。 これは年の瀬の明るい話題として、毎年テレビニュースで取り上げられている「笑い講(わらいこう)」という神事。防府市の無形民 …
その年の当屋は防府市観光協会(0835-25-2148)にお問い合わせください。
年の瀬に「ワーハッハ」 山口で800年続く奇祭「笑い講」
笑い方が足りないと不合格!?笑い講のルールとは?
笑い講のルールとは
当屋(その年の当番の家)に講員と小俣八幡宮の神主が集まります。
席に着いたらそれぞれお膳に盛られた直食やお神酒を頂きます。
榊の枝を渡された講員が順に榊を掲げながら「わーはははは」と大声を上げながら笑います。
3回笑いますが、1回目「今年の収穫を感謝」、2回目「来年の豊作を祈る」、3回目「今年の悲しいことや苦しみを忘れるため」という意味があります。
最後に全員が一斉に大笑いして終了です。
真剣に笑わないとやり直し!?
声が小さい人、笑いがわざとらしい人は、神主さんから「やり直し」が命じられます。
笑っているだけとはいえ、立派な神事ですから皆さん真剣なんです。
天下の奇祭「笑い講」