冬といえばみかん!そもそも”みかん”のことどれぐらい知っている?
私たちが、みかんと呼んでいる種類は、ほとんどが温州(うんしゅう)みかんです。
(温州みかんは柑橘類の名産地である「浙江省の温州」にあやかって付けられた名前)
日本では和歌山県が収穫量NO.1!
次いで愛媛県となっています。
オレンジに比べて香りは弱いですが、皮が薄くてむきやすく、タネもほとんどありません。さっぱりとしてジューシーなので、乾燥する冬になってくると、ついついたくさん食べちゃいますよね!!
みかんとオレンジは、どちらもさわやかな酸味をもつクエン酸が多く含まれていることが特徴の果物。
オレンジもみかんも、インドの野生のミカンが原種とされていますが、中国からアジア方面で広がったのがみかんで、ポルトガルやスペインなど地中海沿岸に伝わって、新大陸アメリカへと広がって独自の品種改良されていったものがオレンジです。
私たちが日常よく食べているオレンジの多くはバレンシアオレンジという種類で、濃厚な甘さと高い香りが特徴です。
海外では、一般的に料理などで使われているのはオレンジです。
日本でも、果汁を絞ってそのままジュースとして飲んだり、ソースや煮込みなど料理に幅広く使われます。
皮が厚いのでママレードジャムや砂糖菓子などにも用いられます。
温州ミカンの成分
温州ミカンには、β-クリプトキサンチンという栄養素が含まれていて、骨粗しょう症、糖尿病などに有効で、なおかつ美肌効果もあり、さらには発がん性物質から細胞を守る働きがあると言われています。
抑制効果はβカロチンの5倍!さらに含有量はオレンジの約200倍です!
また、温州ミカンにしか入っていないシネフィリンという成分が、風邪に有効的と言われ、気管支の筋を緩やかにしてくれるので、喉からくる風邪に効きます。
当たり前に食べていた冬のみかんですが、旬の食べものとしてとても理にかなったモノだったんですね!?
いつまでも美味しく!みかんのベストな保存方法は?
冬場のみかんは基本的に常温保存。
2~4週間程度が賞味期限と言ったところでしょうか?
ただし、段ボールに入れっぱなしにしておくと、乾燥してしまったり、カビが生えてくるので、できるだけ風通しの良い涼しい、直射日光にあたらないところに保存するようにしてください。
また、段ボールの底は、通気性が悪いのでカゴなどに入れ替えたうえで、段ボール箱に再度いれるなどの工夫をしてくださいね。
なお、重なったままの状態だと、下の方からカビが生えてくるので、時々みかんを上下ひっくり返してチェックしてください。
その時、傷んでいるみかんは、必ず取り除いてくださいね。
放っておくとその周りのみかんまで傷ませる原因になります。
段ボール箱で買ってきたら、裏側から箱を開けると重みで傷んだみかんを見つけやすいし、ひっくり返す手間が省けますよ!(^O^)v
ネットや袋入りのみかんを買ってきたら、一個ずつ新聞紙に包んで冷暗所で保存すると長持ちしますよ!
冷蔵庫で保存する場合の注意点
冷蔵庫で保存すると、確かにカビも生えにくくなり長持ちはしますが、乾燥を早めるうえ、酸味が増してしまいます!!
また、低温障害を起こしかえって傷みやすくなってしまう場合がありますので、あまりおすすめはしたくない方法ですね…。
賞味期限も2~3週間ほどになってしまいます。
それでも、冷蔵庫で保存したいのであれば、乾燥を防ぐために一個ずつ新聞紙やキッチンペーパーに包んで、ビニール袋に入れて野菜室へ。
冷えたみかんが食べたいのであれば、冷蔵庫で2~3時間ほど冷やしてからがオススメ。
甘みが保たれているのでおいしくいただけますよ(^▽^)