みのむしは飼うことはできるの?飼う場合はカゴには何をいれる?
みのむしは飼うには、水そうやプラスチックケースに、土を入れてミノムシがついていた枝ごと取り、水を入れたビンなどの容器にさします。
それがエサにもなります。
ビンには綿などで蓋をするか、採取してきた木の枝を水でしめらせたティシュのようなものでくるみラップをします。
ミノムシは、ミノにくっつけるものが、ついている木の種類によって、葉だったり枝だったりするので、面白いですね?
ミノムシのライフサイクル
・春(4〜6月):蛹化(ヨウカ)し、さなぎになる
無事に越冬したミノムシが、活動開始し、さなぎを作り始め、成虫へと変化する。
・夏(6〜8月):羽化、交尾、産卵、死
オスはさなぎから出て小さなガになる。
成虫となったミノムシは、口がないので摂食できずに交尾のみ行う。
メスはガの形にはならず、一生をミノムシの形で過ごす。
オスは特有の匂いのメスを発見し交尾します。
交尾後にオスは死に、メスはミノの中で産卵し、孵化(ふか)するまで卵と一緒にミノの中で過ごす。
20日くらいして卵が孵化する頃、メスは干からびてミノの穴から落ちて死ぬ。
・夏〜秋(6〜10月):孵化、成長
孵化した子供たちは、ミノから出て巣立つ。
巣立った先で、最初に小さいミノを作り、葉っぱを食べながら脱皮を繰り返し、段々と体とミノを大きくしていく。
・秋〜冬:越冬
幼虫まで育ったら、日当りの良い小枝にミノをくくりつけて越冬に入る。
みのむしを作ろう!保育園・幼稚園児向けのみのむし制作!
色紙とトイレットペーパーの芯を使って、カラフルなミノムシを作ってみましょう!
材料:トイレットペーパーの芯、折り紙、 色画用紙、ペン
使うもの:のりなど
1.色画用紙に顔を書いて丸く切っておく。(後でトイレットペーパーの芯に貼る)
2.色紙を手で裂き、トイレットペーパーの芯に貼っていきます。
3.1を2の顔に見立てて貼る。
4.色画用紙を丸めて棒を作る。
5.4の棒に3をぶら下げるためにテープで固定する。
【製作時間5分】みのむし ゆ〜らゆら♩|保育士さんお役立ち♡製作物特集(保育ひろば)
まとめ
「みのむしの中身ってどうなっているの?みのむし採集の季節は?」をご紹介しました。
①ミノムシの中身は、オスの幼虫か羽がないメスの成虫。
②ミノムシは、絶滅危惧種に指定されていて、数が激減
③ミノムシは樹木の多い場所で、鳥に捕食されないため、茶色のミノ状態で木の枝や葉にくっついている
などをご紹介しました。是非参考にして、みのむし採集のお役に立てていただければと思います。