青梅大祭!お囃子以外のみどころ3選!
山車人形
山車人形は、明治時代となる1911年に、電灯と電話線ができたことで通れなくなったことを理由に、屋根から降ろされました。現在では、旧青山街道の5か所にて、山車人形が展示されています。
ほとんどが明治に造られたものとされていますが、中には江戸末期に制作された古いものもあります。
江戸の名人形師だった人の作品もありますよ。
人形の多くは皇后や神話の英雄、歴史上の人物などです。
各町の山車
各町の山車にはそれぞれ特徴があります。
細かい部分まで山車を見ていくのも、このお祭りの楽しみ方だと思いますよ。
住江町:宮本」の提灯を掲げる住江町の山車は、白木作りの三輪。彫り物は鳳凰と龍。囃子連は「墨江町囃子連」
本町:黒漆塗り、神功皇后にちなむ鮎の刺繍幕。欄間に麒麟の彫刻。人形と共に三代目原舟月の名作。囃子連は「本町囃子連」
仲町:黒塗りに金の装飾、欄間に四季の花鳥が施された山車は、昭和初期に新造。囃子連は「仲町囃子連」と柚木町の「梅花連」
上町:江戸時代の製作と推定される古風な三輪の山車。幕は日本武尊の魂が化身したという八尋白千鳥。囃子連は畑中の「旭連」
森下町:江戸末期建造の山車。平成15年の江戸天下祭りに参加。武内宿禰にちなみ波に千鳥の幕と欄間。囃子連は「森若囃子連」
勝沼町:鳳凰に龍、麒麟に唐子など、山車全体に施された彫り物は必見の出来。昭和24年の建造。囃子連は「勝沼囃子会」
西分町:黒塗りに極彩色を配した意匠は、西分神社旧鎮守の妙見菩薩にちなんだもの。昭和47年造。囃子連は「西分町囃子連」
滝ノ上町:旧来より親交のある近隣の千ヶ瀬町の山車で参加。幕は丸い唐花。囃子連は「滝ノ上囃子連」と千ヶ瀬町の「ち友連」
大柳町:歴史有する山車の改修を実施。屋根や欄間の彫り物はそのまま使い、平成26年新しい山車を曳き出す。囃子連は「大柳町共和会囃子部」
天ヶ瀬町:町内にある天ヶ瀬淵伝説の龍と金剛寺の青梅にちなんだデザインの山車は、平成7年の完成。囃子連は「天ヶ瀬町囃子連」
裏宿町:町内の鎮守でもある摩利支天の言い伝えを山車の各所にデザイン。平成元年の完成。囃子連は「裏宿囃子連」
日向和田:昭和62年完成、白木造り。意匠は、和田乃神社の三島様と祭事の相撲にちなんだもの。囃子連は「日向和田囃子連」
青梅駅前4町大競演と山車人形
露天
お祭りと言えば、露店ですよね。
もちろん、青梅大祭でも露店が楽しめますよ。
JR青梅駅から旧青梅街道に向かってずらりと露店が300店以上並びます。
夏日となることも多く、ビールやかき氷が人気ですよ。
よくある青梅大祭の質問、「花火はあがるの?」「雨天の時はどうなるの?」
お祭りと言えば、花火!という人も多いことでしょうが、青梅大祭に花火はありません。
花火がなくても、歴史ある山車や山車人形、喧嘩囃子を堪能できれば、きっと満足できると思いますよ。
雨天の際のお祭りですが、少々の雨なら雨天決行となっていますが、あまりにもひどい場合は運行時間の変更もあり得ます。
山車にひどいダメージが出ないレベルまでなら、通常運転だそうです。
青梅大祭 2016 アクションカメラ片手に山車と囃子を堪能
まとめ
青梅大祭はとっても歴史あるお祭りですし、12基もの山車が登場してとってもにぎやかで、華やかなお祭りだと思います。
それぞれの山車には個性があって、パフォーマンスも違っているので、何時間でも楽しめます。
狭い街道で行われるので、当日は見物客で身動きが取れないことも多いですが、山車が目の前を行き来するので、何も見えないということはないと思います。
露店もたくさんあって、一日楽しめるお祭りですよ!