インフルエンザに4月・5月でもかかる理由は?流行予測と花粉症と見分ける方法とは?

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4月でもインフルエンザにかかる!そもそもインフルエンザって?

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インフルエンザは11~3月頃に毎年流行し、その後は一気に収束していくかのように見えます。

インフルエンザとは「インフルエンザウイルス」によって引き起こされる急性感染症であり、流行性の感冒です。

小さい子どもやお年寄りがかかると重症化する可能性もある危険な病気で、インフルエンザによる死亡者は65歳以上のお年寄りの方がかなり多くなっています。

インフルエンザウイルスはA型、B型などよく言われますが、これはウイルスのタイプによる分類です。

冬によく流行するインフルエンザは「A型のソ連型、香港型」そして「B型」が多く、これもウイルスを詳細に分けたタイプのひとつです。

また記憶に残っている方もいらっしゃるかもしれませんが、2009年は「新型インフルエンザ」……今までになかったインフルエンザウイルスが世界的に流行し、日本でも5月頃から感染者が確認されていました。

どのタイプが流行するかというのは過去のデータを元に毎年発表され、それに合わせた予防接種が行われるようになっています。

とはいえ違うタイプのウイルスが存在しないというわけではなく、予防接種を受けてもインフルエンザにかかってしまう可能性が残ってしまうわけです。
(違うタイプの予防接種を受けたとしても意味がないわけではなく、軽症で済むという報告もあります)

インフルエンザが冬に流行する理由は、「冬の環境がウイルスにとって過ごしやすい」ということが関係しています。

冬場は寒いため換気をあまり行わない場合が多く、一人が持ち込んだウイルスがきっかけになり屋内で蔓延しやすい環境にあります。

また寒さで呼吸器官の抵抗力が下がるため、ウイルスを免疫力で撃退出来ないことも増えます。

そしてインフルエンザウイルスは低温・低湿度の環境を好みますので、ウイルスが存在する時間がどうしても長くなってしまうのです。

加湿が風邪やインフルエンザの予防・対策になるというのは、こういった理由からなんですね。

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4月・5月に実はインフルエンザになる人が急増。その理由とは?

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先程お話した理由によりインフルエンザは冬に流行しやすいのですが、どの理由もまた、逆に言うと「冬にしかかからない」という根拠にはなりません。

4月以降にインフルエンザにかかってしまう理由はたくさんありますが、大きく分けて3つになります。

4月・5月にインフルエンザにかかる理由1:季節の変わり目

4月になると気温は上がりますが朝晩はまだまだ冷え込む時期で、場合によっては分厚い上着が欲しいタイミングもありますね。

逆に日中は気温が上がり、汗ばむような陽気になることもあります。

こういった季節の変わり目に風邪を引きやすいということは有名でご存知の方も多いと思いますが、その理由は「外気温の変化に身体が追いつかず、体温調節がうまくいかなかったり自律神経が乱れてしまう可能性がある」というところにあります。

身体は外気温の変化に対応しようとすでに頑張っている状態ですので、どうしてもそれを優先してしまい免疫力が低下します。

そしてこの時期インフルエンザウイルスは減ってはいるものの、決して突然なくなったりはしていません。

免疫力が低下したところを狙ってウイルスが潜伏してしまうと、もちろん発症の危険が生まれてしまうのです。

4月・5月にインフルエンザにかかる理由2:環境の変化

4月といえば変わり目の月、仕事や学校など周囲の環境が大きく代わる時期です。

新学期、初めての職場、また職場の移動による新しい環境などなど人によって様々ですが、大きな変化がある方が多くなる時期ですよね。

最初は良いのですが4月の後半、特にゴールデンウィーク明けになるとこの変化にも慣れ、また疲れが溜まってくる方も多くなります。

5月は「5月病」言われる、気分が沈む症状も有名ですね。

これも「疲れ」などの同じ理由によって起こり、その結果免疫力が低下しているところをインフルエンザウイルスに感染してしまう可能性があるのです。

こういった状況を考えると、ゴールデンウィーク開けは特に、インフルエンザウイルスが近くにある可能性が高い時期とも言えます。

4月・5月にインフルエンザにかかる理由3:油断

「油断」といってしまうと身も蓋もないですが、やはりインフルエンザというと冬にかかるものと思っている方が大半です。

それまではインフルエンザの予防や対策を考えていた方も、4月以降まで対策を続けているという方はあまりいなくなりますよね。

しかし先程お話した通り、この季節は免疫力が低下しインフルエンザウイルスにかかりやすい時期でもあります。

またゴールデンウィークはお出かけを考えている方も多く、人の多い混み合う場所へ行き、飛沫感染、接触感染でうつる可能性があるインフルエンザウイルスをもらってきてしまうのです。

インフルエンザの予防というと手洗いやうがい、マスクなどがありますが、春先になるとどうしても油断が生まれます。

花粉症の方は違う理由でマスクをつける可能性も出てきますので、そういった意味では逆に予防にもなっているかもしれませんね。

春にインフルエンザにかかったから症状が軽い、または重いといったことはなく、症状の重さは冬と何も変わりません。

もちろん治し方も変わらず同じですので、インフルエンザかもしれないと思われたら出来るだけ早く病院に行くことが大切です。

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