新幹線の払い戻し、当日・前日・後日可能?払い戻し条件は?
まず最初に例で出したように、使用開始していない切符は「予約を取り消す」という形で払い戻してもらうことが可能です。
切符の有効期間、もしくは出発予定時間までの場合は払い戻しに応じてもらえますが、指定席の場合は出来れば2日前までに予約を取り消せるようにしておきましょう。
前日から当日出発時間までの予約取り消しになると手数料が30%と高くなり、距離によってはかなり損をしてしまうことになります。
指定席の取り消しなのでむしろ払い戻してもらえるだけ感謝かもしれませんが、気をつけてくださいね!
自由席や乗車券については使用開始前、有効期間開始前までならいつでも手数料はかかりますが払い戻しを行ってもらえます。
切符の注意点として、金券ショップなどで購入出来るバラ売り回数券などは「未使用」の条件がクリア出来ない可能性のほうが高いです。
基本的には払い戻し不可能だと思っておきましょう。
新幹線に乗ってしまったあとは、特急券については払い戻しが不可能です。
乗車券については「まだ乗っていない区間が100km以上」を条件として、それをクリア出来る場合のみ、その区間分の払い戻しをしてもらえます。
この場合「乗車した区間分の普通運賃+手数料220円」が引かれることになり、その残額のみ払い戻ししてもらえることになります。
万が一乗り遅れてしまった場合ですが、この場合は払い戻しは不可能です。
ただし乗り遅れた原因が「接続列車の遅延」であれば、その遅れた列車の車掌さんの証明があれば払い戻してもらうことが可能です。
また指定席の切符の場合は当日中であれば自由席特急券として使うことは可能なので、諦めて次の新幹線の自由席に乗りましょう。
万が一事故などで新幹線が止まり、2時間以上の遅延が発生してしまった場合は特急料金が払い戻されます。
着いた駅の精算窓口で受け付けられていますが、自由席の場合はその列車に乗っていた証明が出来ないと払い戻しをしてもらえません。
「証明」というとハードルが一気に上がった気分かもしれませんが、これは「乗った列車名(のぞみ○号など)を明白に伝えられた場合」という意味です。
これをしっかり伝えないと、駅側としても遅延した列車に乗っていたかどうかの確認が出来ません。
万が一遅延が発生しそうな場合は特に、車内アナウンスをきちんと聞いておきましょう。
車掌さんに遅延証明を貰うのが一番確実ではありますが、それだけ遅延している事態だとそもそも車掌さんが回ってこれない可能性も考えておいたほうがよいですね。
指定席の場合は確認が取れやすいので、そこまでもめることもないと思います。
またこの手続きは、指定席特急券であれば当日以降1年以内、いつでも受け付けてもらえます。
しかしこれも基本的に条件があり、「有人改札を通り、指定席券に事故証明の印を押してもらっている場合のみ」となっています。
これを忘れても何とかなる場合もありますが、もちろん事故の確認などで手間取ったり最悪確認が取れないことだってありえます。
事故証明印が分からない場合も駅員さんに聞けば教えてもらえるので、証明だけは忘れないようにしてくださいね。
JR新幹線ネット:
払い戻しにかかる手数料はいくら?
新幹線の払い戻しの場合、その状況によって細かく分類されています。
以下にまとめておきますので、しっかり確認して損のないように気をつけてくださいね!
指定席特急券の予約を取り消したい場合の条件
手数料は出発日の2日前までなら330円、出発日の前日から出発する時間までに取り消す場合は金額の30%(最低330円はかかります)となります。
自由席特急券の予約を取り消したい場合の条件
使用開始前、有効期間開始前なら手数料220円で払い戻しが可能です。
乗車券の予約は特急券と別なことに注意(手数料も別途かかります)
事前に購入している方ならお分かりのことですが、新幹線の切符は「指定席or自由席特急券」+「乗車券」ですよね。
この乗車券は特急券とは別になりますので、手数料も別として乗車券を払い戻す必要が出てくるのです。
こちらも使用開始前、有効期間開始前の場合は手数料220円で払い戻ししてくれます。