煤払いや松迎え、何をするの?どんな意味があるの?
煤払いというとちょっと今はない習慣になるのですが、昔は電気もガスもなかったため、家の天井を真っ黒い煤で汚しながらご飯を作ったり暖をとったりしていました。
その煤を払い落としてきれいにすることを煤払いと呼んだのです。
現在は大掃除の日と思っておけば良いでしょう。
また、松迎えですが、こちらは門松用の松や雑煮ようの材料を山へと取りに行くことから松迎えという言葉ができたのですが、現在は山に松を取りに行くことはないでしょうから、門松や正月料理の材料を買いに行く日と思っておけばよいと思います。
針供養と正月事始めの関係は?
針供養という言葉をご存知ですか?
日本各地の地域によっては、とても身近なものだと思いますが、一年の針仕事で錆びたり、折れてしまった針を神社やお寺などに持っていき、供養してもらう日のことです。
12月8日に行われるのが一般的で、地域によってはこんにゃくや豆腐などのやわらかいものに針を刺して供養します。
一年の終わりに行われる針供養もとても素敵な風習ですよ。
針仕事を行う人の間ではとても有名な風習で、この供養を行うことで、針仕事の上達が望めるのだそうです。
織田学園 針供養 2015
まとめ
現代では縁がない昔の風習も多くある正月事始めですが、日本古来の素敵な風習ですので、アレンジしてでも現代でも行いたいものですね。
なかなか、12月8日や12月13日は平日なので、風習にならうのが難しいですが、近い日にぜひ行ってみてください。