福岡の秋の風物詩:「柳川白秋祭水上パレード」とはどんなお祭り?
北原白秋とは?
白秋祭は、北原白秋の遺徳をしのんで開催されるお祭りですが、そもそも北原白秋とはどんな人なのでしょうか?
北原白秋は、母の実家の熊本県で生まれましたが、育ちは福岡県柳川市です。
大きな商家の長男として生まれますが、高校生の頃から詩に没頭するようになり、詩の同人雑誌に掲載されるようになると、地元の高校を中退し東京に上京します。
上京してから、有名な詩人だった与謝野晶子や石川啄木などとも交流があり、たくさんの詩集を発表しています。
「赤い鳥」という児童向けの詩集を担当したこともあり、小学校の教科書に載るような童謡を多く残しています。
「この道」や「まちぼうけ」の童謡は知っている人も多いと思います。
晩年には、各地を旅行しその時に多くの短歌も残しています。
また、全国の小学校~大学まで幅広く、校歌の作詞もしています。
白秋は、故郷の柳川をとても愛していて、思ひ出や水の構図といった詩集には、幼少期を過ごした柳川の描写が多く出てきます。
柳川白秋祭水上パレードはこんなお祭り
北原白秋がどんな人か分かったところで、さっそく白秋祭について詳しく見ていきましょう。
白秋祭は、白秋の命日である11/2を挟んで、毎年11/1~11/3の3日間行われます。
柳川駅前と白秋が住んでいた沖端地区には、大きい白秋の写真と多くの提灯が飾られています。
柳川市は、各地に水路が張り巡らされていて、船頭さんが漕いで川下りができるのが観光の要になっています。
白秋祭でも、その水路を川下りしながら神楽や太鼓、吹奏楽の演奏などを鑑賞できるようになっています。
また、3日間毎日1,000発の花火がお祭りのフィナーレを飾ります。
出典:2010白秋祭 前夜祭
今年の開催は?
2023年は、下記の日程で白秋祭が開催予定です。
第71回白秋祭水上パレード
開催日:2023年11月1日(水) ~ 11月3日(金)
会場:福岡県白秋詩碑苑(沖端エリア乗船)~柳川橋(三柱神社周辺下船)
料金:貸切船1艘 110,000円(定員12名まで)
申込方法:インターネット予約又はFAX・メール予約(詳しくは観光協会HPをご確認ください)
主催:(一社)柳川市観光協会
柳川市観光協会公式サイト:
柳川白秋祭のみどころ3選!その1:川下り
白秋祭の一番のみどころは、なんといっても川下り。
どんこ船に乗って柳川のお堀を巡る川下りは、船に乗っているだけで色々なパレードや花火を見ることができます。
他のお祭りのように、混雑で見たいイベントに行けないなどということがありません。
お年寄りや子供が一緒でも疲れずに楽しめる貴重なお祭りです。
白秋祭の期間中の川下りは、事前予約が必要です。
乗合舟:1艘110,000円(定員12名まで)