広島の11月の風物詩:胡子大祭(えびす講・えべっさん)とは?
「えべっさん」って何?
「えべっさん」と呼ばれるこのお祭りは、そもそも広島市内の胡子神社の秋の大祭としてはじまりました。
400年以上の古い歴史があります。
1945年(昭和20年)8月6日の原爆被災の際も、わずか3か月後の11月20日に仮設のバラックの社殿で祭典が行われました。
これまでに戦争による中断等もなく、400年以上途切れずに胡子大祭は行われているのです。
胡子大祭は、地域によっては「えびす講」、「えべっさん」とも呼ばれます。
毎年全国の神社から出雲大社に神様が集まる10月(神無月)に、地元を守る神様がいなくなってしまいます。
そのため1人だけ「えびす様」が地元を鎮護するために「留守神」として残ることになりました。
そのえびす様に感謝するために10~11月に各地で開催されるお祭りです。
えびす様は商売繁盛の神様であることから、このお祭りの開催中は、近くの商店街などでは「誓文払い」の大売り出しが行われます。
広島のえべっさんはこんなお祭り
広島のえべっさんこと、胡子大祭は、笑う・ひろしま・えびす顔をコンセプトに今までのえべっさんにプラスして若者向けのイベントを増やして生まれ変わったお祭りです。
昔からダンススクールが多く、ストリートダンスも多く行われている広島市ならではの、ストリートダンスバトルなどのイベントも開催されます。
また、昔ながらのえべっさんのイメージを守るため、夜神楽や、太鼓の演奏にも力を入れている、古き良き文化と新しさの共存する珍しいお祭りです。
2023年の開催は?
毎年11月18~20日に行われる胡子大祭。
2022年も下記の日程で行われます。
広島 胡子大祭(えべっさん)
開催日:2023年11月18日(土)~20日(月)の3日間
期間中の人出:約30万人
イベントの場所と内容
■中央通
夜神楽
歩行者天国上にステージカーによる舞台を設置し、広島県北広島町の「山王神楽団」による絢爛豪華な神楽を披露します。
太鼓競演
広島市および近郊で活躍されている、プロまたはアマチュアの太鼓グループによる華やかな太鼓演奏をご覧いただきます。
■アリスガーデン
アリスガーデンパフォーマンス広場 AH!
毎月第3土曜日に開催されている「AH!」のえべっさん特別バージョンを開催します。広島のストリートシーンのショーケースとして、音楽やパフォーマンスを展開します。
えべっさん 中振連 公式ホームページ:
胡子神社 公式ホームページ:
アクセス・駐車場情報
公共交通機関:広島電鉄電車胡町駅下車
残念ながら、お祭りの来場客用の駐車場はありません。
お祭りは駅周辺でやっていますので、できれば電車やバスで来ることをおすすめします。
お祭り会場の近くのコインパーキングもありますが、すぐに埋まってしまうことが予想されます。
■推薦のアクセス方法
1.広島駅に駐車、胡町駅まで電車or徒歩
広島駅の屋上に343台の駐車場があります。
ここに停めて、電車で最寄駅まで行くのがおすすめです。
ちなみに、広島駅~胡町駅までは1.5km位なので、徒歩でも20分あれば到着できます。
料金は、330円/30分、駐車後24時間 最大料金1,400円
2.PARCOの駐車場を利用
お祭り会場周辺のコインパーキングの相場は日中100円/20分です。
パルコのお店で2,000円(税別)以上買い物をすると
パルコ直営駐車場→2時間まで無料!
契約駐車場→1時間半まで無料!
パルコでもえべっさんに合わせてバーゲンをしていると思いますので、お祭りと買い物を楽しんで、お得に駐車場を利用できます。
パルコ直営駐車場(パルコタワーパーキング、パルコ第2パーキング)
契約駐車場(西新天地市営、ヒロシマパーキング、NEWS PARK、安全ガレージ、グランドパーキング21、iパーキング、三川町パーキング、トラストパーク広島東宝ビル)
パルコ 公式サイト:
胡子大祭(えびす講・えべっさん)のみどころ3選!:その1.パフォーマンスの数々
えべっさんの一番のみどころは、神楽や太鼓、ダンスなど多くのパフォーマンスです。
えべっさんの古い歴史を守ろうと平成16年から夜神楽と太鼓の演奏を行っています。
やっぱりお祭りには太鼓の音色や神楽の舞いがあると雰囲気が違いますよね。
夜神楽と太鼓の演奏は中央通りで開催されます。
また、ヒップホップなどのダンスが盛んな広島市。ストリートダンスバトルも行われます。
会場は「アリスガーデン」、中央通りからすぐの広島PARCOの目の前の広場です。
11.20 S.S.B-1 vs パッションモンスター(えびす講2on2ダンスバトル)