そもそも喪中とは?いつからいつまでが喪中なのか?
まずは喪中について説明しましょう。
喪中は服喪とも呼ばれ、二数が定められています。
昔は3年という長い月日でしたが、明治になって父母の場合は13か月と定められました。
父方の祖父母なら150日間、ひい祖父母なら90日です。
しかし、現在、この法令は廃止されているため、一般的に喪中は一年間とする場合が多いです。
そのため、誰かがなくなると、その年の終わりに喪中・年賀欠礼状を出して、次の年のお正月を自粛するのが一般的です。
この喪中・年賀欠礼状は、周りが年賀状の準備に取り掛かるであろう11月の中旬から12月の初めまでには出さなくてはなりません。
喪中はがきの出し方
喪中時のお年玉マナー:そもそもお年玉をあげたほうがいいの?
さて、本題の喪中のお年玉ですが、そもそもお年玉は無病息災の祈りとして歳神様に奉納した鏡餅を分け与えたことから始まった風習であり、「年玉」という名前が付いたとされる説や、現在のお年賀と同じである、年初のありがたい賜物であるして「とだま」という名前がついたとされる説など諸説あります。
もともとお金ではなく、お餅や品物を送ることが一般的であり、年始の贈り物として浸透していました。
ただ、昭和30年代後半の高度経済成長期ごろから都市を中心にお金を主流とする動きが生まれ、目上から目下へ贈るようになったため、贈る相手も子供が中心となっていきました。
さて、由来に諸説あり、現在のお年玉の位置づけが「新年おめでとう」と言って渡すことから、もっぱら年始を祝う風習となったため、喪中のお正月にお年玉を渡すのは控えるべきという見解が一般的となっています。
しかし、それでは孫がかわいそうだという祖父母も多く、お年玉ではなく「お小遣い」として渡すのもまた一般的です。