秋の七草の覚え方はとても簡単!秋の七草とは?
秋の七草とは、女郎花、尾花、桔梗、撫子、藤袴、葛、萩の七種のこといいます。
桔梗や萩など聞いたことのあるものもありますが、あまり聞きなれない植物もあるので一つずつ特徴をご紹介します。
・女郎花(おみなえし)
8月~10月頃に黄色い小さな花を複数咲かせる多年生植物。
生薬として利用され解熱、解毒効果もある。
・尾花(おばな)
現在のススキ。
日当たりのよい野原に生息し、十五夜の月見の際に飾ることも多い。
・桔梗(ききょう)
山野の日当たりの良いところに生息するが、絶滅危惧種であり自生する数は減っている。
星型の青紫の花が特徴。
・撫子(なでしこ)
現在はカワラナデシコ。
四国九州に広く分布。日当たりのよい草原に生育。
淡い紅色の花弁は先が糸状にひらひらと分かれているのが特徴。
・藤袴(ふじばかま)
キク科の多年生植物。
8月~10月に淡い紫紅色の花をつける。
準絶滅危惧種であり自生しているものは数を減らしている。
・葛(くず)
マメ科のつる性多年草。
葉は手のひらよりも大きく茎は食用の葛粉や漢方薬に用いられる。
8月~9月には濃紺紫色の穂状の花が咲く。
・萩(はぎ)
マメ科の落葉低木。
茎も細く背も低いため草のように見える。
秋には枝の先に赤紫色の花を咲かせる。
放牧地や、火事跡など荒れ地に生えやすい。
秋の七草の覚え方 その1:歌で覚えよう!
春の七草は五・七・五・七・七のリズムにして唱える覚え方が有名ですね。
秋の七草については七草が出てくる童謡が見つかりました。
幼稚園では秋になると習うそうです。
小さい女の子が歌う動画があったのでご紹介します。
秋の七草
歌詞
秋の七草、美しい 色とりどりに美しい
背高のっぽの おみなえし 萩 葛 桔梗 藤袴
かくれんぼうの 撫子さん すすきがみんなを呼んでいる
秋の七草、美しい 色とりどりに美しい
七草の特徴を織り込んでいて、メロディも優しく秋のお散歩に口ずさみたくなってしまう歌だなとほっこりした気分になりました。