性格形成は遺伝が8割、環境が2割って本当? 頑固は親譲り、は本当か。
さて、性格形成に遺伝は影響するのでしょうか?
調べてみると「遺伝が8割、環境が2割」といったものは、俗説とされるもので、実はまだ未解明なんです。
他の文献によれば、遺伝が5割、環境が5割といったものもあります。
更に、ほとんどが環境によるものとする説まであるんですよ。
しかしこれらはすべて、専門の学者さんがそれぞれ研究して出た結果ですので、どれが不正解・正解というのはないようです。
「頑固は親譲り」という言葉もありますが、これって遺伝じゃないの?と思いますよね。
もちろん遺伝の可能性もありますが、「頑固な親を見て育ったために、同じ性格になった」ということも考えられるわけです。
夫婦も長年一緒にいると似てくると言いますし、遺伝・環境どちらにせよ、親や周りの影響を受けていることは間違いありません。
そうなると、見たものを吸収して育っていく子供達は、やっぱり親の性格を引き継いでいくことになりますね。
もうすぐ親になる!性格形成に悪影響を及ぼす環境とは?
もうすぐ赤ちゃんが産まれるなら、良い環境を整えておいてあげたいですね。
一体、どんな環境が子供の性格に悪影響を及ぼすのでしょうか?
事例1:過保護の親
子供の言うことは何でも聞く、世話を焼きすぎるなど、過保護にしすぎると子供の心が成長せず、いつまでたっても子供のような大人になってしまいます。
事例2:気分屋の親
「昨日は良いって言ったけど、今日はダメ」など、その日によって気分が変わることを指します。
育児のうえで気分屋な性格を出してしまうと、いつも人の顔色を伺う消極的な性格になってしまいます。
事例3:支配的な親
子供はワガママを言うものですよね。
これは世界共通で同じです。
でも、そんなワガママや、子供のしていることが気に入らず「~しなさい!」などと威圧的な態度をとってしまうのはNGです。
度合いによりますが、子供は恐怖を感じると共に、徐々に神経質になっていきます。