単身赴任者の離婚率は同居の場合の2倍というデータも!
夫婦でも同棲している恋人同士でも、毎日一緒に暮らすのと、別々に暮らすのでは二人の関係に違いがありますよね。
ましてや遠く離れ離れになってしまうとなれば、お互いに会える時間がまったくなくなる訳ですから、離婚率が高まるというデータも納得がいきそうなものです。
実は、その想像通り心理学者も、「距離が離れると気持ちも離れてしまう傾向がある」と言うほど、会えない距離は二人の関係に変化をもたらすものなのです。
単身赴任ももはや当たり前の世の中、現代日本の離婚件数はどうなっているのでしょうか?
毎年1月1日に厚生労働省が発表している「人口動態統計の年間推計」によると、2020年の離婚件数は19万3253組!です。
ピークだった2002年頃から比べると少し減ったようにも思えますが、1990年代前半と比べると50,000件以上は増加した状態が続いています。
婚姻件数は 52万5507組ですから、昨年に続き3組に1組以上は離婚しています。
そんな状況が今の日本なのです。
令和2年(2020)人口動態統計(確定数)の概況
令和2年(2020)人口動態統計(確定数)の概況|厚生労働省
令和2年(2020)人口動態統計(確定数)の概況について紹介しています。
単身赴任離婚の原因・理由1位は「コミュニケーション不足」!離婚理由の真相
シャイだと言われる日本人ですが、実は離婚の一番の原因がコミュニケーション不足だと言われています。
離れ離れになって、お互い気楽になる面もあると思いますが、だからといって連絡を疎かにすると、お互いに関心が薄れていってしまうのです。
最近はSNSやメールなどで手軽に連絡が取れますが、実際にお互いの顔を見たり、声を聞いたりしない限りは、きちんとコミュニケーションが取れたことにはなりません。
大事なことは、お互いの存在を身近に感じられるようにしておくこと。
この一言に尽きます。
一緒に暮らす中では気にしなかったコミュニケーションも、離れて暮らす上では重要なことのようですね。