「まりも祭り」のみどころといえば、「まりもを迎える儀式」
まりも祭りの大きな見どころといえば「まりもを迎える儀式」で、これは2日目の10月9日の19時から行われます。
まりも祭り奉納舞踊
まりもを迎える儀式では「まりもの迎えの歌」の中を湖の沖からまりもを携えた者が丸木舟で訪れ、湖畔のエカシと呼ばれる長老にまりもを渡します。
その後エカシを先頭にしてタイマツ行進をしてからアイヌコタンに移動、まりもを守る儀式を行い、各地のアイヌ民族の伝統的な踊りが披露されます。
この踊りもですがまりも祭りとはまりもを「迎え」て「守り」、「送る」という、まりもを保護するためのアイヌの人々の儀式です。
もちろん踊りも「まりもを守る儀式」として行うものであり、かわいらしいまりものお祭りではありますがその雰囲気は厳粛であり、古式ゆかしいものとなっています。
その他 お祭りのみどころ3選!
まりも祭りのその他の見どころもやっぱり見逃したくないもの、まりも祭りを全て見届けるためにも他の見どころもチェックしておきましょう。
見どころ1:まりも生育についての講演会
まりも祭りは3日間ありますがそのうちの初日はまりも生育についての講演会、そしてまりもの生息地鑑賞会となっていて、まりもについて詳しく知ることが出来るようになっています。
開催日:10月8日
10:00~まりもについての講演
13:00~まりも生息地観察会(講演会に参加した方のみ)
お祭りとしては地味な印象を受けるかもしれませんが、まりもについて知るには一番のチャンスでもありますよね。
ぜひまりも祭り初日の講演会や生息地鑑賞会も見逃さず、絶滅の危機にあるまりもを守るためにも詳しく知っておきましょう!
見どころ2:まりも踊り行進
お祭りと言えど厳粛な雰囲気が強いまりも祭りですが、2日目に行われる「まりも踊り行進」は見た目にも優雅で、楽しいお祭りの雰囲気を楽しめます。
開催日:10月9日 13:00~ まりも踊り行進・・エコミュージアムセンター前(出発)~アイヌコタン(14:00到着予定)
「まりも音頭」とも言われる独特の踊りによる行進はまりも祭りならではの楽しみなので、ぜひこちらも見逃さないようにしてくださいね!
まりも踊り音頭(北海道釧路市(旧阿寒町))
見どころ3:タイマツ行進
「まりもを迎える儀式」の移動であるタイマツ行進、これはただタイマツを掲げて移動するだけではなく、厳かな歌が加わったとても厳粛かつ幻想的なものとなっています。
開催日:10月9日 19:15~ タイマツ行進(湖岸園地~アイヌコタン)
「移動だけなら」とさっと先に向かってしまうのではなく、ぜひタイマツ行進も行進に合わせ、ゆっくり一緒に進むことをおすすめします!
2014アイヌまりも祭りパレード
まとめ
まりも祭りは「まりも」から連想されるかわいらしい雰囲気はほとんどなく、まりもを守るための厳かかつ幻想的なお祭りとなっています。
またまりもについて詳しく知るにも絶好の機会でもあり、さらにアイヌの文化に触れるチャンスでもあるんですね。
今までまりも祭りについて知らなかったという方も貴重な体験がたくさんできるこの機会、ぜひ今年のまりも祭りには参加してみてくださいね!