玄界灘に200隻の船がつどう! 宗像大社「みあれ祭」とは?
みあれ祭は漁船が集まったパレードなどが有名と聞いても雰囲気があまり分からない方もいらっしゃると思うので、まずは動画を見ながらその雰囲気を感じてみましょう。
240隻の漁船が玄界灘をパレード=宗像大社「みあれ祭」
宗像大社秋季大祭
みあれ祭開催日:2023年10月1日(日)~10月3日(火) ※毎年10月1日~3日の3日間
10月1日
【中津宮・大島】
08:00 出御祭 (田心姫神 湍津姫神)、海上神幸 みあれ祭
09:20 大島港出港
10:40 神湊港着
【辺津宮・本土】
09:00 出御祭 (市杵島姫神)
09:20 神湊港到着
11:00 駐輦祭 (田心姫神 湍津姫神 市杵島姫神)、陸上神幸
11:30 玄海コミュニティ出発
12:30 辺津宮入御祭
10月2日
08:00 流鏑馬神事 奉納
11:00 例祭(主基地方風俗舞奉奏)
11:40 翁舞奉奏
14:00 末社祭
10月3日
10:00 秋季大祭/高宮祭場、第二宮第三宮、宗像護国神社
11:00 秋季総社祭(浦安舞)
14:00 献茶祭(南坊流滝口社中)
18:00 神奈備祭/高宮祭場(悠久舞)
高宮神奈備祭の当日の祭場入場は17時より開始します。
みあれ祭は古くから田島放生会と呼ばれる例祭、宗像大社の秋季大祭の最初に行われる祭礼で、「神迎えの神事」とも言われています。
宗像には宗像三女神という三女神がそれぞれ別の社に祀られているのですが、三女である市杵島姫神が姉の田心姫神と湍津姫神を迎えに行くのがみあれ祭なんです。
ですから海上では宗像三女神それぞれの神輿を乗せた御座船があり、この御座船を宗像七浦の船団に供奉されて海上を巡るものとなっています。
動画でもあった通り漁船数百隻による海上神幸行事でありますが、これの理由として宗像氏は有史以前の古代から「海人族」として優れた航海技術を持っていて、日本と大陸の交易に貢献してきたからとされています。
みあれ祭も含めた宗像大社の秋季大祭の来場者は3日間で15万人とも言われる人気の高い行事で、地元の方にとってももちろん、遠方の方にとっても楽しみにしている行事です。
駐車場についても過去を参考にすると無料駐車場が1,000台ほどありますが、こちらに停めたい場合は早めに確保しておくなど対策も考えておきましょう。
宗像大社 公式HP:
みあれ花火大会
花火、レーザー、音楽が一体となる光の競演!
今年の花火はとにかくすごい!!楽曲に合わせてリズミカルに花火が打ち上げられ、カラフルなレーザー光線が夜空を駆け巡る天空ショー!
この芸術花火を第11回目となる宗像フェスが地元宗像での開催を記念して、みあれ祭の日に市民の皆様にお届けいたします。
開催日時:2023年10月1日(日) OPEN 12:00 START 19:00
開催場所:鐘崎漁港(予定)
打上数:3,800発
参照サイト:
みあれ祭りの「みあれ」とはどんな意味?
「みあれ祭」という名称からは海上のお祭り、たくさんの漁船が集まるお祭りというイメージはあまり沸かないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
みあれ祭の「みあれ」とは神や貴人の誕生、または来臨をという意味であり、みあれ祭では「新しい霊力を授かる」という意味で使われています。
辺津宮に集った宗像三女神に豊穣や五穀豊穣、大漁などを祈り、霊力を授かる……みあれ祭にはこういった意味があったのですね。