山口県の5月といえば「春の萩焼まつり」!どんなお祭り?
萩焼まつりは毎年およそ50もの萩焼窯元や卸小売業者が出店する大きな即売会で、ゴールデンウィークのシーズンに開催されています。
第30回萩焼まつり
開催日:2023年5月1日(月)~5月5日(金・祝)
第30回萩焼まつりがコロナ禍を乗り越え、新たなカタチで再スタートします!
街じゅう全体が会場として、市内中心部には特設販売会場も設営。
今回は昨年にも増して個性あふれる窯元&店舗が参加しており、それぞれに色んな特典をご用意してお待ちしております。
まちを巡ってうつわとの出会いや個性豊かな各店舗の雰囲気をお楽しみください。
※ご購入時に「公式サイトを見た」「DMハガキが届いた」「広告等を見た」とお伝えください
入場料などは特にかからず、萩焼が好きな方はもちろん、地元の方にとってもこれだけの規模の萩焼大即売会は楽しみにしている大切なイベントです。
地元の方はもちろん遠方からもたくさんの方が訪れ、たくさんの萩焼を眺めたり手に入れるチャンスとなっています。
また萩焼だけではなく地元の特産品の販売、ろくろの体験などに参加することも可能です。
ろくろ体験は毎年行列ができるほど人気が高く、また作った作品は後日焼き上げて郵送してもらえます。
その他スクラッチ抽選やテーブルコーディネート展、抹茶接待コーナーなどもありますので、期間中飽きることなく楽しむことが出来ますよ!
公式サイト:
アクセス情報
公共交通機関:JR萩駅下車、徒歩5分程度
車:小郡萩道路「絵堂インターチェンジ」、下車、国道490号・県道32号・国道252号経由 およそ20分程度
駐車場は萩焼まつりの会場周辺に臨時駐車場、萩明倫センター駐車場などが用意されています。
萩焼きっていったいなんのこと?山口県の名産なの?
地元の方、知っている方にとって萩焼は身近な存在ですが、今まで萩焼とはどんなものなのかよく分からなかったという方もいらっしゃいますよね。
萩焼については動画も合わせてチェックしていただくとより分かりやすいと思いますので、次の動画もぜひご確認ください。
萩焼 炎の技
萩焼は山口県萩市一帯(一部は長門市や山口市にも窯元があります)で焼かれる陶器で、世界からも高い評価を受けています。
そんな萩焼の歴史は400年と長く、豊臣秀吉の朝鮮出兵によって得た朝鮮の陶器や陶工が開いた窯元が始まりなんです。
萩焼の特徴は焼き締まりの少ない陶土を使った独特の柔らかい風合いで、土が粗いため浸透性や保水性・保温性が高くなっています。
土と釉薬の収縮率が違うために表面に出来るヒビ(貫入)、またこれによって長く使い続けることで器の表面の色が変化する「七化け」が特徴です。
このような特徴を持っているため模様は地味なものが多く、絵付けなどもほとんど行われません。
色彩も土の色を活かしたものが多く決して種類が多いとも言えないという特徴もありましたが、最近は需要に合わせた様々な色やデザインも増えてきました。
しかしこの独特の風合いは日本全国だけではなく海外からも高い評価を受けていて、伝統的工芸品の指定も受けている人気の焼き物なんです。
有名な作家さんは坂高麗左衛門や板倉新兵衛、三輪休和、三輪壽雪、大和保男などになります。
萩焼の値段は種類ももちろん関わるものの様々ですが、一般的に購入出来る数千円のものもたくさん存在します。
高価なものとなると数十万、またそれ以上のものももちろんありますが、お手頃に購入出来る価格もあるというのは嬉しいですね!