初天神といえば落語も有名。どんな話?オチは?
「初天神」は古典落語の演目のひとつで、元々は上方落語の演目の一つでしたが、3代目三遊亭圓馬が大正時代に東京落語に移植したそうです。
東京では現小三治、圓彌、大阪では米朝、仁鶴が得意にしている噺です。
毎年1月25日に天満宮で行なわれる「初天神」に出かけた、生意気な息子と少しズレた父親との絆の話で、お正月によく披露される作品です。
息子に振り回されて困惑気味の父を、やや冷めた目線で描いています。
あらすじ
父親が「初天神」に行こうとすると、奥さんから息子を連れて行ってと言われてしまう。
息子から「あれ買って。これ買って」と言われるのが嫌な父親は、息子を連れて行きたくない。
しかし、渋々連れて行った先で起こるエピソードに、それぞれオチをつけて紹介しています。
どの箇所でもサゲられるようになっている噺で、時間調整が効くというメリットがあります。
しかし、最後のエピソードまで演じられることはなかなかないようです。
また、演じる落語家によって、息子の描写が違っていたりするところもおもしろいところです。
小三治 初天神
大阪天満宮の初天神梅花祭も超有名。日程や概要は?
大阪市北区にある大阪天満宮でも「初天神」が行われます。
大阪天満宮の「初天神梅花祭」は、1月25日が菅原道真に左遷命令が出た日であり、この日に「菅原道真」の御霊を慰めるために、神前に梅の小枝をお供えしているところから、「梅花祭」と名付けられました。
「初天神梅花祭」の概要をご紹介します。
初天神梅花祭の概要
開催日:2024年1月24日(水)・1月25日(木)
時間:9時~17時
開催場所:大阪天満宮(大阪市北区天神橋2-1-8)
公共交通機関:「なにわ橋駅」下車 北東へ徒歩約10分。「天満橋駅」下車 北西へ徒歩約15分。
大阪天満宮 公式HP:
祭りの内容
初天神梅花祭〈1月24日(水)宵宮祭、25日(木)本宮祭〉
◎鷽替え神事・福玉まきを行います。
◎この2日間のみですが、木鷽・土鷽は授与所にて有料でお求めになれます。
初天神梅花祭 うそ替神事2012
まとめ
京都北野天満宮「初天神2024」!についてご紹介しました。
北野天満宮は学問の神様で有名なため、制服を着た学生さんたちで賑わう神社のようですね?
今回ご紹介したのは、
1.北野天満宮でも毎月25日は「菅原道真」の縁日であり、1月のお祭りを「初天神」と呼んでいる
2.「初天神」の開催は、2024年1月25日(木)
3.主なイベントは、「宝物殿に奉納された約4,000点の作品展」「骨董市」など
4。大阪の大阪天満宮でも、毎月25日に「菅原道真」の縁日があり、年明け最初の「初天神梅花祭」が1月24日・1月25日に開催予定
などをご紹介しました。
寒い時期ですので、防寒対策をしっかりして「北野天満宮」の初天神に出かけてみて下さい。