冬の野沢温泉といえば道祖神祭り!
道祖神とは?
そもそも道祖神とは、災厄が訪れないように村や地区の入り口や辻に置かれる石などで造られた神様のことです。
厄除け以外にも子孫繁栄、交通安全の神様として日本全国で信仰され、特に長野県や群馬県に多く存在します。
野沢温泉の道祖神祭り
毎年1月13日~1月15日に開催されている野沢温泉の道祖神祭り。
各地で行われるどんど焼き(1年間お世話になったお札やお守りなどを供養する行事)の意味合いもあります。
しかし、村の人達としては、それ以上に厄払いの想いが強いお祭りです。
村の厄年の40、41、42、25歳の男達が巨大な社殿を組みます。
この社殿を作るための木は前年の秋に25、42歳の男達が山から切り出し、組立は祭りの前日から夜通しで行われます。
その大きさは高さ10数メートル、長さは8メートルにも及びます。
この社殿を祭りの会場まで運ぶのですが、その道中、村人たちはこの社殿に火をつけようと火のついた松の枝で攻撃してきます。
攻撃から厄男たちが社殿を守り、会場へ到着。
手締めと共に会場で盛大に社殿に火付けが行われます。
国の重要無形民族文化財に指定されており、日本の三大火祭りの1つに数えられます。
日本一の火祭り<野沢温泉の道祖神祭り>2018・4K
開催概要(毎年)
1月13日
午後1時~ 御神木里曳き
1月14日
社殿組み立て
1月15日
昼過ぎ 社殿完成予定
19:00 火元もらい
19:301 燈篭到着
20:00 花火、道祖神太鼓
20:30 火元到着、野沢組惣代の火つけ、初燈篭の火つけ、子供の火つけ
20:50 大人の火つけ開始
22:00頃 大人の火つけ終了
場所:野沢温泉村 馬場の原
車:上信越道豊田飯山ICから国道117号約25分
例年の来場者数:6,000人
野沢温泉観光協会 公式サイト:
野沢温泉ってどんなところ?効能は?
野沢温泉は、奈良時代に高僧 行基によって発見されたとされている歴史の古い温泉です。
旅館やホテルの宿泊施設はもちろん多数ありますが、寸志で入れる外湯(共同浴場)が多いのも魅力で、低料金で色々な温泉を楽しめるので人気の温泉地です。
外湯地元の人と観光客のふれあいの場になっています。
泉質→含芒硝-石膏・硫黄泉、食塩(外湯ごとに少しずつ泉質が異なります)
効能→痔核、糖尿病・リウマチ・中風・神経痛・胃腸病・やけど などとなっています。