長野県野沢温泉の「道祖神祭2024」!みどころは?

1月のお祭り
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道祖神祭りのみどころ3つ!

10メートルを超える社殿

お祭りのメインの始まりである火元もらいは19:00~ですが、野沢の人達のお祭りは2日前から始まっています。

前年の秋に切りだしたご神木を13日に里に下ろし、14日~15日の昼ごろまでに夜通しで社殿を組立ます

怪我をしないように釘や針金などの金属製の部品は一切使わずに昔ながらの方法で組み立てられます。

厄男達と村人の戦い

社殿をお祭りの会場まで移動させる際に、村人たちから容赦ない攻撃を受けます。

火の付いた松の枝で社殿に火をつけようとする村人との攻防戦。

もちろん火傷をしたり、煙でのどをやられたりする参加者もいます。

それでも社殿を守ってこそ、1人前の男になれるという想いで1時間以上にも及ぶ攻防戦を繰り広げます。

日本一の火祭り<野沢温泉の道祖神祭り>2018・4K

クライマックスの火付け

会場に着くと手締めの後に火付けをし、2日間かけて作った巨大社殿を燃やします。

20:30頃に火付けが行われますが、翌朝まで社殿は燃え続けます。

この燃え落ちた炭で餅を焼くと1年風邪をひかないという言い伝えがあるそうです。

16日の朝になると村人たちが網と餅を持って会場に集まるそうです。

道祖神の歌はどんな意味?歌詞は?

お祭りを盛り上げるために道祖神の歌をうたいながら会場に社殿を運びます。

道祖神祭りは起源は定かではありませんが、江戸時代には行われていたという記述があります。

厄年の40~42歳の3年間を道祖神祭りで共にした友人たち、1人前の男になってお嫁さんを貰いたいという縁結びの想いが込められている気がしますね。

道祖神の歌

目出度く建てた 命あるなら来年も また来年も 命あるなら来年も
唄えばつける サアてば友達良いもんだ おいとまとれば 笠の露やら涙やら
穂に穂が咲いた 升はいらない箕で計れ 夜明けにひとつ 咲いてくれろや梅の花
どんとと鳴るとこどこだ あれはお伊勢の大神楽 大神楽にほれて 行かじゃなるまいお伊勢まで
添わせておくれ 縁を結ぶの神ならば 良い娘に良い衣装着せて 袖の下から乳握る
乳ょ握らせて 乳は内緒の締め樽だ 締め樽締めて 嫁にやります来年は
若い衆頼む 露は寝笹の葉を頼む お月のように 殿さ心はまんまると

道祖神の歌

まとめ

野沢温泉 道祖神祭り

毎年1月13日~1月15日に行われる道祖神祭り

厄年の25、40、41、42歳の男達が巨大な社殿を組み、村人たちの火付けから守る

クライマックスには守り抜いた社殿を盛大に燃やす

このお祭りを成功させることが野沢の1人前の男の証になる

道祖神祭りは、野沢温泉村にとって特別な意味をもち、村を離れている人でもこのお祭りの時には村に戻ってきて参加する程、野沢の男たちの込める想いが違います。

海外からの観光客にも人気の道祖神祭り、1度は見てみたいお祭りですね。

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