奈良唐招提寺うちわまき!奈良唐招提寺とは?
まずは、うちわまきの舞台となる唐招提寺について見て行きましょう。
唐招提寺は、756年に鑑真大和上にて建立されたお寺です。
鑑真とは、唐で生まれ、奈良時代に高僧として日本に渡来したお坊さんで、日本の仏教制度を整え、日本の僧侶に高僧の儀式を行った人だそうです。
2023年の開催情報になります。
開催日時:2023年5月19日(金)15:00~ ※毎年、同日時開催
開催場所:唐招提寺 舎利殿(鼓楼)
お問合わせ先;0742-33-7900
行事:13:00~ 梵網講讃・舞楽奉納、15:00~ うちわまき
唐招提寺 公式HP:
関連サイト:
うちわまきのはじまりエピソード
唐招提寺は平安時代に一度衰退するのですが、鎌倉時代に僧侶である覚盛上人(かくじょうしょうにん)によって復興されます。
殺生を嫌った覚盛は蚊に刺されても殺すことはなかったそうです。
そのため、覚盛没後に、教えを受けた法華寺の尼僧たちが「せめてうちわで蚊を払ってほしい」と霊前にうちわを供えたことから、お寺に参拝に来た人に、うちわを授けたことで、うちわまきが生まれたそうです。
様々な著名人が描いたうちわも!
そんな唐招提寺は、南都六宗の一つである律宗の総本山です。
奈良時代に建立された金堂、講堂、ほかにも多くの国宝や重要文化財があります。
さらに、今日では様々な著名人が描いたうちわも展示されていますよ。
お寺内に展示されているうちわの中には、漫画家や画家の作品も多くあり、鬼太郎やアンパンマンのイラストもありますよ。
それだけでも、見に行く価値がありそうですね。
唐招提寺のうちわまき
唐招提寺といえば!うちわまき!どんなお祭り?
さて、ここからはうちわまきについてご紹介しましょう。
うちわまきは、毎年、覚盛の命日である5月19日に開催されます。
場所は、奈良県奈良市五条町にある唐招提寺です。
公共交通機関:近鉄西ノ京駅下車徒歩5分。 JR・近鉄奈良駅、奈良交通六条山行バス17分「唐招提寺」下車すぐ。
車:第二阪奈有料道路宝来ランプから3km。西名阪自動車道郡山ICから8km。
駐車場:有(乗用車150台・有料)60分 550円以降30分ごと110円
ハート型のうちわがまかれる!
うちわまきという名前の通り、国宝である鼓楼という場所からハート型のうちわがまかれるというものです。
この時にばらまかれるハート型のうちわは、宝扇と呼ばれており、魔除けや安産のお守り、雷難、火難を防ぎ、無病息災、田園にたてれば害虫駆除のご利益などもあるとされています。
かなり万能な魔除けうちわということですね。
どうやって手に入れる?
こんなすごいうちわですが、実は一年中、1,000円で販売しています。
なにも、苦労して手に入れることはないのですが、うちわまきでは、拝観料の大人1,000円で、無料でゲットできるとあって、毎年多くの人が集まるそうです。
そのため、現在では安全のためにうちわまきには参加券が必要となります。
うちわまきは、15時からとなっており、その前に13時ごろから覚盛をしのぶ法要が行われます。
詳しい拝観料は以下になります。
拝観料:大人・大学生1,000円、高校生400円、中学生400円、小学生200円
慈愛のハート、届け 唐招提寺で「うちわまき」