花祭りで甘茶をかけるのはなぜ?由来と2017年花祭り名所3選!

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4月8日に行われる(5月の場合もあります)「花祭り」をご存知でしょうか。
名前を聞くと花を愛でるお祭りだと思ってしまいますが、これは仏教行事のひとつです。


クリスマスなどと比べると知名度は低いですが日本でも古くから行われている大切な行事で、「甘茶をかける」などにもきちんとした理由があります。
どうして甘茶をかけるのか、花祭りという名前がついたのかなど、花祭りについてもっと詳しく知っておくと、当日ももっと楽しめますね。


4月を迎える前に花祭りはどんな行事なのか、詳しく知っておきませんか!


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【4月といえば花祭り。どんなお祭り?】

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花祭りは最初にお話した通り仏教行事で、お釈迦様の誕生を祝う行事なのです。
ですから基本的に日は変わらず4月8日に行われます(月遅れで行う場合もあり、その場合は5月になります)。


本来は「灌仏会(かんぶつえ)」という仏教行事で、「花祭り」と呼ばれだしたのは明治以降のことです。
他にも「降誕会(ごうたんえ」「仏生会(ぶっしょうえ)」「浴仏会(よくぶつえ)」「龍華会(りゅうげえ)」「花会式(はなえしき)」など様々な別名がありますが、いずれもお釈迦様の誕生を祝う日であることに変わりはありません。


お釈迦様はおよそ2500年前にインドの小国である「シャーキャ」で、王子として誕生しました。
「シャーキャ族の王子」、これが「シャーキャ族の聖者」という意味で「シャーキャムニ」と呼ばれ、日本に伝わった際に漢字を当てはめ「釈迦」「お釈迦様」と呼ばれるようになったのです。


ここまでだけを聞くと「何故花祭りなの?」と思われるかもしれません。
「花祭り」の由来はお釈迦様の母親、マーヤー夫人がお釈迦様を出産するために里帰りをし、その途中立ち寄った「ルンビニ園」のお庭でお釈迦様が誕生されたのがその理由だと言われています。


また有名なエピソードとして「お釈迦様は生まれてすぐに7歩歩き、右手で天、左手で地を指して『天上天下唯我独尊』と言われた」というものがあります。


よく「この世界で自分が一番偉い」という意味でも使われますがそれは間違いで、「私達全ての命はかけがえなく尊い存在である、ひとりひとりに使命がある」と受け取るものです。


花祭りはお釈迦様の誕生を祝うというだけではなく、「ひとりひとりがかけがえなく尊い命を持っている、生きていることを改めて認識する」という意味もあるのですね。


花祭りは全国各地の寺院で行われていますが、必ず行っているか、いつ行っているかなどはお近くの寺院で調べたほうが確実だと思われます。
奈良の東大寺や京都はやはり有名ですので、そういった場所で探してみるのも良いかもしれません。


大学で花祭りが行われている場所もあり、ちょっと違った雰囲気を楽しめる場所となっています。


龍谷大学深草学舎 花まつり(灌仏会)2015.4.8.


【花祭りのなぜ?その1:甘茶をお釈迦様にかけるのはなぜ?】

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花祭りの由来は分かりましたが、では何故甘茶をお釈迦様にかけるのでしょうか?


これについてもきちんと理由があり、「お釈迦様が誕生したとき天に九匹の龍が現れ、甘露の雨を降り注いだ」というところから始まっています。
お釈迦様の産湯が甘露であり、それが「甘茶をかける」という風習として現在も続いているのです。


元々は5種類の香水「五香水」が使われていたのですが、江戸時代頃から甘茶を使うようになりました。


甘茶は「アマチャ」と呼ばれるユキノシタ科の落葉性の木の葉から作られるもので、葉は生薬などにも使われています。
アマチャはヤマアジサイの変種で、若い葉を使って作られた飲み物「甘茶」です。


ウリ科のつる性多年草「アマチャヅル」を使ったお茶も「甘茶」と言うことがありますが、本来の甘茶は「アマチャ」を使ったものです。
黄褐色で甘みがあり、また虫よけの効能もあるとされています。


【花祭りのなぜ?その2:花祭りと白い象の関係は?】

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花祭りの疑問といえば「白い象」もありますが、これはお釈迦様の誕生前、母親であるマーヤー夫人が見た夢が元となっています。


夢の中でマーヤー夫人は自分の身体の中に6本の牙を持つ白い象が入ってくるのを見、お釈迦様を宿したのです。
象は元よりインドでは「聖獣」とされている神聖な動物で、その聖獣が身体に入るというのはそのまま「世継ぎが誕生する兆し」として判断されていました。


夢にも出てきた「白い象」ですが、現在は定められた基準をクリアしたものを「白象」として分類されています。
完全に白である必要はありませんが、象徴的なものとして描かれる場合はやはり純白の象で描かれることが多いです。


本物の白象ではありませんが、花祭りの際は大きな像を用意していることも多く、お近くでぜひ大きな白い象を探してみてはいかがでしょうか。


【一度は行ってみたい!おすすめ「花祭り」3選!】

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花祭りは日本各地で行われていますが、その中でも特におすすめしたい花祭りを3箇所紹介したいと思います。
お近くで開催されている場所があれば、ぜひ一度行ってみてくださいね!


◎花祭りおすすめ1:東大寺(奈良)

仏生会|年中行事|華厳宗大本山 東大寺 公式ホームページ
華厳宗大本山 東大寺は天平15年(743)に聖武天皇が盧舎那大仏(るしゃなだいぶつ)造立の勅願を発布し、 国全体をまもる寺として知識(自らの意志で協力する人々)の総力をあげて造営された

場所:奈良県雑司町406-1

東大寺では「仏生会」といい、全国的にも花祭りの有名な場所になります。
法要は朝8時から、甘茶かけはその後、8時過ぎから15時頃まで行われています。


甘茶もふるまわれていますので、それをいただくことも可能です。
雰囲気などはぜひ動画でご確認いただければと思います!


奈良 東大寺仏生会2014 Buddha’s birthday celebration of Todai-ji Temple


◎花祭りおすすめ2:龍谷大学(京都・滋賀)

花まつり(灌仏会)|龍谷大学(りゅうこくだいがく)
龍谷大学宗教部は、建学の精神である浄土真宗に関連する各種法要、行事の運営や、本来のあなたを知り、本来のあなたに出会っていただく手がかりとしての各種発行物を手がけるなど、様々な活動を行っています。

住所:京都市伏見区深草塚本町67

「堅苦しい花祭りはちょっと苦手かもしれない」と思われる方は、龍谷大学の花祭りに行ってみるのはいかがでしょうか。
象の風船が浮いていたり仮装行列のようなパレードがあったり、また軽音サークルによる演奏会があったりと、堅苦しい雰囲気を想像していくとびっくりするような楽しめる場所となっています。


もちろんしっかり花祭りとしての法要や甘茶かけなどは行われていますし、甘茶も振る舞われています!


◎花祭りおすすめ3:浅草寺(東京)


住所:東京都台東区浅草2-3-1

浅草寺は元より観光名所として有名ですが、こちらでも花祭りが行われています。
地元の園児たちも白象を引いて参拝し、また甘茶の無料接待なども行われ、多くの観光客が訪れる日となっています。


公式サイトを見るだけでも来場者の多さ、華やかさが伝わってきますので、お近くの方はぜひ浅草寺にも行ってみてくださいね!


【まとめ】

花祭りは例えばクリスマスなどと同じ「誕生を祝う日」なのですが、クリスマスよりマイナーなイメージがありますね。
しかし日本でも古くから行われている伝統的な行事であり、華やかさは決して劣るものではありません。


また各地のお寺で開催されていますので、遠くまででかけなくとも楽しめる日でもあります。
ぜひ今年はお近くでも探してみて、お釈迦様の誕生を祝う花祭りに参加してみませんか!

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