東急電鉄の定期払い戻し計算方法と払い戻し条件とは?払い戻しができる場所は?
まず定期を払い戻して欲しいパターンとして、「定期の利用中止」もしくは「定期の区間変更」の可能性がありますよね。
この2つどちらのパターンかで計算方法も変わりますのでご注意ください。
定期の利用を中止する場合は、使用期間の定期運賃+手数料220円を差し引いた金額が払い戻されます。
この場合の注意点として、「使用期間は1ヶ月単位で区切られる」というものがあります。
1ヶ月は30日で区切られ、それを超えて1日でも使っていた場合は「2ヶ月分使用した」と計算されてしまうのです。
さらに払い戻しを申請した日もこの日数に含まれるので、場合によっては1日2日しか使わないのに1ヶ月分まるごと使ったとみなされてしまうのですね。
また「使用期間の定期運賃」は、定期を買う際の区切りをそのまま利用します。
6ヶ月の定期を2ヶ月使って4ヶ月分払い戻してもらう場合、
「払戻金額=定期運賃-(3ヶ月定期運賃+1ヶ月定期運賃)-手数料220円」
という計算方法になりますし、5ヶ月分払い戻しの場合は「1ヶ月定期運賃×2」になります。
区間を変更する場合は、まず新たに新区間の定期券を購入します。
その後不要になった定期券を使って払い戻し日数を計算することになります。
こちらも手数料が220円かかるのでご注意ください。
「定期の区間変更」の場合は「旬(10日)」を区切りとして計算します。
ですから10日ごとに区切ってタイミングの良いときに払い戻しをしてもらうのが一番になります。
こちらも払い戻し申請日も入れての計算になりますのでご注意ください。
もちろん、残り10日を切っている定期券は払い戻しされません。
旬割運賃の計算は、以下の計算式で行われます。
「定期運賃÷日数(1ヶ月なら30日)=日割り額」「日割り額×10日×使用した旬数=旬割運賃」
この旬割運賃を使って払い戻し金額が決定されます。
「払戻金額=定期運賃-旬割運賃-手数料220円」
計算が多くて「めんどくさい……」と思われるかもしれませんが
・中止の場合は1ヶ月単位
・区間変更の場合は10日単位(1ヶ月は30日・3旬と計算)
この上で、払い戻し当日も含まれることに注意しつつギリギリの日に持っていくのが一番オトクというわけですね。
払い戻しを受け付けてくれる場所は「定期券売り場」になります。
また他社との連絡定期券の場合、他社の定期だけを残すなど分割した払い戻しは不可能なのでご注意ください。
払い戻しの申請に行く際は本人確認の取れる公的証明書(免許証や学生証など)が必要になります。
本人ではなく代理人が払い戻しの手続きを行うことも出来ますが、委任状と委任者の公的証明書の写し、そして代理人本人の公的証明書が必要になります。
東急公式サイト:
東急バスの定期払い戻し計算方法と払い戻し条件とは?
東急バスの定期券の払い戻しをしたい場合は、東急バス営業所や案内所、また東急電鉄定期券売り場(一部を除く)で受け付けられています。
払い戻しの計算は、以下のようになっています。
「払戻金額=定期券運賃-(普通運賃×2×経過日数)-手数料510円」
バスの手数料はかなりかかるので注意が必要ですね。
また東急バスの払い戻しも、申請日は日数に含んで計算されます。
普通運賃は以下の料金で計算されますので目安にしてください。
東急バス前線定期券の場合:大人220円(小児110円)
近距離定期券の場合:大人220円(小児110円)
川崎市内前線定期券の場合:大人210円(小児110円)
基本的な注意点やルールは電車と同様、「公的証明書が必要なこと、代理人は委任状と委任者の公的証明書の写し、本人の公的証明書が必要なこと」になります。
東急公式サイト: